O157の症状。下痢 腹痛 発熱の原因は?下痢止めは使っていい?

O157の症状
下痢などの症状があるときに、o157のことをニュースで見ると、「ひょっとして…」なんて不安になってしまいますね。最悪命に係わることもある病気なので、症状が重い時には絶対に病院を受診ですが、それほどでもない場合はどうしたらいいのでしょうか。

O157の特徴、発生しやすい時期、対処方法などをまとめました。

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O157の症状は?

O157の症状は人によって違います。若い人の場合は、O157の菌をもっていても症状が全くでないこともあります。最初は風邪のような症状なので感染に気が付かない場合もあります。一般的に5歳以下の小さな子どもや体力のない高齢者は症状が重くなることが多いと言われています。

O157に感染したらどうなるかの経過を時間を追ってみてみます。参考にしたのは厚生労働省のホームページです。

多くの場合(感染の機会のあった者の約半数)は、おおよそ3~8日の潜伏期をおいて頻回の水様便で発病します。さらに激しい腹痛を伴い、まもなく著しい血便となることがありますが、これが出血性大腸炎です。発熱はあっても、多くは一過性です。これらの症状の有る者の6~7%の人が、下痢などの初発症状の数日から2週間以内(多くは5~7日後)に溶血性尿毒症症侯群(HUS)や脳症などの重症合併症を発症するといわれています。 激しい腹痛と血便がある場合には、特に注意が必要です。
       参照:厚生労働省のホームページより

つまり 上の文章ってこういうことですよね。

ある日 何人かの人が菌に汚染された食品を食べた
  ↓
何も症状がない←「潜伏期」
  ↓
食べた人の半分は 3日~8日後から水のような下痢が始まる
  ↓
激しい腹痛も始まる
  ↓
ものすごい血便になることもある←「出血性大腸炎」。
  ↓
発熱する場合もある
  ↓
このうち6~7%の人は「さらに重い病気を発症する」と言われている
血便。真っ赤な便が出る場合もあります。もしも こんな症状が出たら必ず病院を受診してくださいね。

下痢 腹痛 発熱の原因

O157に感染した人の半分は「水のような下痢」が始まります。症状がないままの人や軽い症状で終わる人もいます。O157の症状をまとめると次のようになります。

全く症状がないまま終わるケース
軽い腹痛や下痢だけのケース
吐き気や嘔吐を伴うケース
発熱を伴うケース
水のような便が何度もあるケース
激しい腹痛を伴うケース
多量の血便があるケース

「軽い腹痛や下痢」は、風邪の時や、胃腸炎、おなかの冷えなどでも起こります。水様便は、O157以外の細菌やウィルス性の胃腸炎が原因でなることがあります。激しい腹痛は、胃腸以外の内臓の病気が原因かもしれません。多量の血便の原因は痔かもしれませんし、もっと深刻な病気の可能性もあります

病院を受診したほうがいいケースは?
「もしもO157だったらどうしよう」って思ったら心配ですよね。特に、感染しやすい季節や、近い地域で感染した事件があったとか、そんな場合は気になって仕方がないのではないでしょうか。 上に書いているようにO157かどうかは、症状だけでは特定できません。下痢が治まらない便に血が混ざるなどの時は病院で診察を受けるようにしてください。内科系か消化内科の病院になります。
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症状が重い場合はこちら
>>病院に行く目安、救急車を呼ぶ目安は?
危険な食品は?
O157は動物の腸管内に生息している大腸菌です。汚染経路は特定しにくく、過去にも井戸水、生野菜、牛肉レバー、漬物、サラダ、食肉加工品などいろんな食べ物から検出されています。またバーベキューなどの生肉を扱う場所で生野菜などに汁がついて汚染することもあります。
外食は危険?
飲食店や惣菜店での感染は人数が多くなるので話題になりがちですが、家庭でも同じように感染します。菌が他の食材につかないようにする・果物や野菜は良く洗う・温度管理はしっかり・加熱は充分に、などに注意してください。
O157の流行時期は?
一般にO157などの食中毒の菌は気温と湿度高い季節(梅雨から秋にかけて)が増えやすい時期です。でもO157は、菌がそれほど増殖しなくても病気を起こす強い性質です。なので気温の低い時期にも注意が必要だといわれています。


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O157の時の下痢止めの使用は?

下痢を自宅で治すときには「止瀉薬」を飲む方も多いと思います。

 ・エアコンが効いた部屋で薄着で寝ていてお腹が冷えた
 ・賞味期限の切れた牛乳を飲んだ
 ・緊張でおなかがゴロゴロする
 ・おなかに来る風邪が流行っている
 ・ものすごく食べすぎた
 ・冷たいものを飲みすぎた
 ・本屋さんに行くとなぜかいつもトイレに行きたくなる
 ・試験中などにトイレに行きたくなる

などなど はっきりと理由がある場合は、下痢止めを飲んでも大丈夫ですが、原因がはっきりしない場合の下痢止めは使わないほうが無難です。

腸管の運動を抑える働きの下痢止め薬や痛み止め薬の中には、ベロ毒素が体外に排出されにくくするものがあります
    参照: 厚生労働省のホームページより

下痢をすることで毒素を体の外に出すので、無理に下痢を止めると体の中に毒素がとどまり悪化してしまいます。特に激しい下痢・発熱・血便などの症状がある場合は市販薬は使用せずに医療機関を受診するようにしてください。

下痢をしているときは、脱水症状を起こしやすくなりますので、冷たくない水、スポーツドリンクなどで水分の補給をしてください。水を飲んでも吐いてしまう場合は病院を受診してください。

もし食事をするなら消化の良いものを食べるようにしてください

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胃腸の負担にならない食材についての記事
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まとめ

総合すると、一年中、しっかりとした衛生管理が必要だということですね。

梅雨から秋にかけての暑い季節は食品管理に熱心でも、それ以外の季節はついつい気を抜きがちになってしまいます。食べ物はテーブルの上に出しっぱなし、とか、買い物帰りについ長話とか、なんとなく野菜や果物の洗い方が雑になったり、残り物の惣菜も加熱しないで食べたり・・・。いや。ついつい。私も気を付けたいと思います。

 

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