鬼は外 福は内の意味。節分の豆まきの由来を保育園の子ども向けに説明

鬼は外福は内の意味
節分には豆まきをします。でもその起源を小さな子どもに説明するのは少し難しいですね。

どうして豆まきをするのか。「鬼は外 福は内」ってどういう意味なのか。「鬼」を追い出すのはどうしてなのか。

節分の由来と豆まきの意味を保育園や幼稚園のこどもにもわかりやすいようにまとめてみました。

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鬼は外 福は内の意味

節分の鬼は災厄や病気の象徴です。

例えば、昔は病気で命を落とす人も多かったですよね。

作物が不作の年は 何も食べるものがなくて たくさんの人が苦しみました。

戦(いくさ)があれば 家族がバラバラになることもありました。

大雨や洪水や地震などでも大変な思いをします。

大好きなお父さんやお母さんと一緒にいられなくなったり、兄弟やお友達と二度と会えなくなるなんて悲しいですよね。そんな悲しいこと辛いことがありませんように という想いをこめて「鬼は外 福は内」と言って豆まきをします。

節分に豆をまいて追い払うのは こういう悪いことをする鬼なんです。

でも なぜ 「悪いこと」=「鬼」なんでしょうか。

日本には昔から「言霊」(ことだま)という考え方があります。良い言葉を口にすると良いことが起こるし、悪い言葉を口にすると悪いことが起こるという考え方です。なので 日本人は昔から 忌み言葉を嫌います。結婚式では「分かれる」「切れる」などは使わないとか、新築の時の「燃える」「焼ける」、お見舞いの時の「寝つく」「長引く」、試験の時の「すべる」「落ちる」などもそうですね。特に節目の時には 具体的な「悪い言葉」は使わないのが一般的です。

節分の翌日からは 新しい春が始まります。そんな時に

「飢饉になりませんように」
「流行病で誰かが命を落とすことがありませんように」
「大雨が降ったり 地震が来たりしませんように」
「戦争がおこりませんように」

なんて悲しいことは口にしたくないですよね。

なので「鬼は外」と言って 禍(わざわい)や不幸を家から追い出そうとしたのではないでしょうか。

そして代わりに「福」を呼ぶ。「福」とは文字通り「幸福」「幸せ」のことです。

鬼は外 福は内ってどういうこと?
悪いことが起きませんように
悲しいことがありませんように

そして

良いことがたくさんありますように

というお願いの言葉です。

豆まきの意味を保育園の子どもに説明するなら

次に「豆まき」には どんな意味合いがあるのでしょうか。

「鬼は外 福は内」と言いながら豆をまくことを「豆まき」と言います。「豆まき」でまく時の豆は「炒った豆」です。

節分の豆まきの豆には豊作を願う意味があるとか、まめまめしく働くとか言われています。魔を滅する(マをメっする)から「マメ」をまくという説もあります。
炒った豆を使うのは 生の豆を使うと芽が出てしまうからです。
また炒ったばかりの豆をぶつけると鬼が「熱い」と言って逃げるからだとも言われています。

でも 保育園では炒りたてのアツアツの豆はまけないですよね。なので
「鬼は豆が嫌い」
「鬼は豆が怖い」
という風にお話をするとわかりやすいと思います。

どうして豆をまいたら鬼が退治できるの?

鬼は豆が怖いから
豆には鬼を退治する力(魔を滅する力)があるから。

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節分の由来を子供向けに

豆まきをするのは節分ですね。そして節分の次の日は立春です。
ニュースでもよく
「今日は二十四節季のひとつ立春です」とか「今日は節分。明日は立春。暦の上ではもう春です」とか言われます。
二十四節季とは一年間を24に分けたものです。
立春→雨水→啓蟄→春分→清明→穀雨→立夏→小満→芒種→夏至→小暑→大暑→立秋→処暑→白露→秋分→寒露→霜降→立冬→小雪→大雪→冬至→小寒→大寒で一年。

立春は一年の一番最初の節季になります。

よく「こよみの上では もう春」と言われますが 二十四節季では 一年の最初の日になるのが立春です。そして 立春の前日には、一年の災厄を払って、幸せがきますようにと福を呼ぶ。「鬼は外 福は内」と言いながら。

でもこれも小さな子どもには難しいですね。

ただもうすぐ春で 新しい何かが始まる季節だという事は理解できると思います。

年少さんは年中さんに
年中さんは年長さんに
そして
年長さんは小学生に

春の一歩は子どもにとっては 大人よりもずっと大きなものです。

自分がひとつ大きくなること。環境が変わる不安。 成長する自信。分かれや出会い。子供たちにも色々な思いがあるのではないでしょうか。

明るく前向きな気持ちになれるようにお話すると幼稚園や保育園の子どもにも伝わりやすいと思います。

どうして節分に鬼退治をするの?
節分が来て もうすぐ春が来て みんなもひとつずつ大きくなる
節分の豆まきは「みんなが今より大きくなって みんなが幸せに元気に過ごせますように」っていうお願いでもあるんだよ
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かわいい鬼の顔の書き方。塗り絵つきです
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ちなみに 節分の豆は数え年の数だけ食べると 病気をしないといわれています。
自分の年齢にひとつ加えると数え年になります。

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おわりに

最近は「何もしていない鬼に豆をぶつけたり、追い出したりするのは可愛そう」ということで豆まきをしない園もあるそうです。

それはそれで 優しい考え方ですよね。

ただ 物の考え方は一通りではないので 昔の人はこう考えていたんだ、だから鬼退治をしたんだ、ということも伝わるといいな、と思います。

ちなみに 我が家では 子どもが大きくなり豆まきはしなくなりましたが、夕食には煮豆の小皿を添えることにしています。春になって また新しい環境の中で頑張っていく人たちへの ものすごくものすごくささやかなエールです。

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