くわいをおせちに使う時の作り方。切り方やあく抜きの時間。芽は食べられるの?

くわいのレシピ
「くわいの芽は食べられるの?」「くわいの切り方は?」その他にも皮のむき方、下処理、あく抜きの仕方、くわいの煮物の作り方、油で揚げる方法などをまとめました。

他にはない独特の形なのでお正月の雰囲気もアップ。くわいをおせち料理に使うときの作り方をご紹介します。

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くわいをおせちに使うときの作り方

丸いコロンとした形。すらりと伸びている芽。くわいは、ほとんどお正月にしか目にしない食材です。でも、だからこそお正月らしい食材ですし、独特の苦みがあって私は大好きです.

年末になるとスーパーなどでくわいを見かけることがあると思います。選ぶときは芽の部分がキレイに伸びている物を選んでください。

小さなくわいは、見た目にかわいく煮物にしてもキレイですが、処理が大変です。皮をむくのにかなりの手間がかかります。大きなくわいは皮むきも簡単で、価格も手ごろです。でも見た目がかわいくないです。お好みで選んでくださいね。

では、料理の仕方をご紹介します。

1.くわいの皮をむいたら水に放して灰汁(アク)を抜きます。

2.鍋にだし汁・砂糖・みりん・醤油・塩とくわいを入れ火にかけます。味付けは少しだけ薄味がいいと思います。

3.煮立ったら火加減は弱火で。落し蓋をしてことことと煮含めます。

3.煮えたら、火を消し、鍋のまま冷まします。こうすると味がしみこんで美味しくなります。

要するに、皮をむいて煮つけるだけなので、里芋の煮っ転がしを作る感覚で大丈夫です。

もちろん、きちんとお出しをとって作ったほうがおいしいと思います。

 

 

kuwai

見栄えのするくわいの切り方やあく抜きの時間

くわいのレシピは上に書いた通りですが、おせち料理に入れるので見栄えをよくしたいなら、もう少し手間をかける方法もあります。

見栄えのする切り方は?

そのままでもカワイイ形のくわいですが、さらにかわいく上品に仕上げるなら、切り方に ひと工夫。

まず、芽の部分の処理をします。くわいの芽の部分を1㎝位残して斜めにカットします。そして皮を一番上の一枚だけむいてください。芽を少し残して切り落とすとキリッとした印象になります。

芽は全部は切り落とさないでくださいね。くわいは「芽が出ている」から縁起物とされていますので。

くわいのお尻の部分を平たく切り落とします。こうするとくわいがまっすぐに立ちますので、お重に整然と詰めることができます。お皿に取り分けた時にも見栄えがします。

「六方むき」に皮をむきます。お尻の部分から、芽の部分に包丁を入れて皮をむいていきます。

あく抜きの時間は?

くわいは、きちんとあく抜きをすると苦みが減って上品な味になります。

まず 水にさらします。切ったくわいは、水を張ったボールに一時間くらいつけておきます。

次に 下ゆでします。お米のとぎ汁で10分ほど茹でて、さっと水で洗ってから だし汁で煮ます。

キレイな色を出すには?

くわいの形は、とってもかわいくなったんだけど、色味がちょっと地味と思うなら…

くわいをだし汁で煮るときに「くちなしの実」をひとつ入れて一緒に煮てください。ほんのりときれいな黄金色になってきたら、くちなしの実を取り出します。 おせち料理が華やぎますよ。

取り出すタイミングが遅くなると濃くなりすぎるので注意してくださいね。くちなしの実は、スーパーで200円ほどで袋入りのものが売られています。

くわいの芽は食べられるの?

くわいの芽は、普通に食べれます。

くわいの芽がおせち料理に使われるのは、「芽出たい」(新年なのでおめでたい)とか、「芽が出る」(仕事などで出世する)などのいわれがあるからです。

せっかくの縁起ものの「くわいの芽」ですので、ぜひ食べていただきたいと思います。

くわいのから揚げ

おせち用のくわいは、苦みがありますので、好き嫌いの分かれるところですが、もし小さめのくわいが手に入ったら、そのまま素揚げにしてみてください。

くわいをよく洗い、皮のまま油でカラりと揚げます。スッと串が通ったら出来上がり。塩をパラリ。実はホクホク。芽はサクサク。美味しいですよ。

油で揚げなくても、多めの油で転がすようにして火を通してもいいです。こんがりとしてきたら出来上がりです。

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まとめ

私たち夫婦の新婚旅行先は中国の桂林というところでした。私がくわいを知ったのはその時です。露店に並んでいる妙な形の野菜(?)を指さしてガイドさんに聞いたのを覚えています。

ガイドさんは「クゥワイ!クゥワイ!」と答えてくれました。私たち夫婦は、頭が「?」でした。

そしてお正月。主人の実家にお年始に行ったときに、おせち料理の中に入っていたのは あの「クゥワイ!」。私たち二人が、指さして「クゥワイ!」って笑い転げていると、義母は「くわいは毎年入れとーよ」と異物を見るような目で主人を見ました。

料理上手の義母のくわいは美味しかったです。

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