節分の由来を子供向けに。豆まきや 鬼は外福は内の意味を簡単に

鬼は外福は内の意味
節分には豆まきをします。でもその起源を小さな子どもに説明するのは少し難しいですね。

どうして豆まきをするのか。
鬼は外 福は内ってどういう意味なのか。
鬼を追い出すのはどうしてなのか。

節分の由来と豆まきの意味を保育園や幼稚園のこどもにもわかりやすいようにまとめてみました。

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節分の由来を子供向けに

冒頭にも書きましたが 節分には豆まきをします。
そして節分の次の日は立春です。
そこで まず「節分」の説明をしますね。

ニュースで
「今日は節分。明日は立春。暦の上ではもう春です」とか
「今日は二十四節季のひとつ立春です」
など聞いたことがあると思います。

二十四節季とは一年間を24に分けたものです。
立春→雨水→啓蟄→春分→清明→穀雨→立夏→小満→芒種→夏至→小暑→大暑→立秋→処暑→白露→秋分→寒露→霜降→立冬→小雪→大雪→冬至→小寒→大寒で一年です。

この中の 立春・立夏・立秋・立冬、が それぞれの季節が始まる日。そしてその前日、要するに季節を分けるの節目の日を「節分」と呼んでいました。

でも今では「節分」と言えば ほとんど立春の前日のことを差します。

よく「今日は立春。こよみの上では もう春ですね」と言われますが 二十四節季では 一年の最初の日になるのが立春です。なので 立春の前日(節分)は 一年の一番終わりの日です。終わった年の災厄を払って、新しい年に幸せがきますようにと福を呼ぶ。「鬼は外 福は内」と言いながら。これが 今の節分の豆まきです。

でもこれは小さな子どもには難しいですね。

ただもうすぐ春がきて 新しい何かが始まるという事は理解できると思います。

年少さんは年中さんに
年中さんは年長さんに
そして
年長さんは小学生に

春の一歩は子どもにとっては 大人よりもずっと大きなものです。

自分がひとつ大きくなること。環境が変わる不安。 成長する自信。分かれや出会い。子供たちにも色々な思いがあるのではないでしょうか。

明るく前向きな気持ちになれるようにお話すると幼稚園や保育園の子どもにも伝わりやすいと思います。

節分って何の日?

節分は「もうすぐ春」という意味。

春が来たら みんなもひとつずつ大きくなるよね。

だから節分の日には「みんなが今より大きくなって みんなが幸せに元気に過ごせますように」ってお願いをするんだよ

豆まきの由来を簡単に

保育園や幼稚園では 節分に豆まきをすることが多いのではないでしょうか。なので どうして豆まきをするのかの理由も欲しいですよね。

一般的に 節分には「炒った豆」をまきます。

節分の豆まきの豆は
 

・豊作を願う意味がある
 
・まめまめしく働くのごろ合わせ

が理由だと言われています。

また

・魔を滅する(マをメっする)から「マメ」をまく

という説もあります。
 

炒った豆を使うのは

・生の豆をまくと、芽が出てしまうから
 
・炒ったばかりの豆をぶつけると鬼が「熱い」と言って逃げるから

だと言われています。

でも 保育園では炒りたてのアツアツの豆はまけないですよね。なので
「鬼は豆が嫌い」
「鬼は豆が怖い」
という風にお話をするとわかりやすいと思います。

どうして豆をまいたら鬼が退治できるの?

鬼は豆が怖いから
豆には鬼を退治する力(魔を滅する力)があるから。

ちなみに 節分の豆は数え年の数だけ食べると 病気をしないといわれています。自分の年齢にひとつ加えると数え年になります。

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鬼は外 福は内の由来

豆まきをするときには「鬼は外 福は内」と言います。

節分の鬼は災厄や病気の象徴です。

例えば、昔は病気で命を落とす人が今よりもずっと多かったです。
作物が不作の年は 何も食べるものがなくて たくさんの人が亡くなりました。
戦(いくさ)があれば 刀で切られ 矢で射られ 住んでいる土地や家を失い家族がバラバラになることもありました。

大雨や洪水や地震などでも 大変な思いをします。
 

節分に豆をまいて追い払うのは こういう悪いことをする鬼なんです。
 

でも なぜ 「悪いこと」=「鬼」なんでしょうか。

日本には昔から「言霊」(ことだま)という考え方があります。良い言葉を口にすると良いことが起こるし、悪い言葉を口にすると悪いことが起こるという考え方です。なので 日本人は昔から 忌み言葉を嫌います。結婚式では「分かれる」「切れる」などは使わないとか、新築の時の「燃える」「焼ける」、お見舞いの時の「寝つく」「長引く」、試験の時の「すべる」「落ちる」などもそうですね。特に節目の時には 具体的な「悪い言葉」は使わないのが一般的です。

節分の翌日からは 新しい春が始まります。そんな時に

「飢饉になりませんように」
「流行病で誰かが命を落とすことがありませんように」
「大雨が降ったり 地震が来たりしませんように」
「戦争がおこりませんように」

なんて悲しいことは口にしたくないですよね。
なので「鬼は外」と言って 禍(わざわい)や不幸を家から追い出そうとしたのではないでしょうか。

そして代わりに「福」を呼ぶ。「福」とは文字通り「幸福」「幸せ」のことです。
 

大好きなお父さんやお母さんと一緒にいられなくなったり、兄弟やお友達と二度と会えなくなるなんて悲しいですよね。そんな悲しいこと辛いことがありませんように という想いをこめて「鬼は外 福は内」と言って豆まきをします。

鬼は外 福は内ってどういうこと?

悪いことが起きませんように
悲しいことがありませんように

そして

みんなが幸せになりますように

というお願いの言葉です。

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おわりに

最近は「何もしていない鬼に豆をぶつけたり、追い出したりするのは可愛そう」ということで豆まきをしない園もあるそうです。

それはそれで 優しい考え方ですよね。

ただ 物の考え方は一通りではないので 昔の人はこう考えていたんだ、だから鬼退治をしたんだ、ということも伝わるといいな、と思います。

ちなみに 我が家では 子どもが大きくなり豆まきはしなくなりましたが、夕食には煮豆の小皿を添えることにしています。春になって また新しい環境の中で頑張っていく人たちへの ものすごくものすごくささやかなエールです。

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