夏は さっぱりとした浅漬けが美味しいですね。しゃきしゃきと瑞々しいお野菜が食卓にあると ご飯がすすみます。
ところで 大根の浅漬けが辛かったり苦かったりしたことはないですか?
大根が辛い理由と、大根の辛味を抑える方法についてまとめました。
大根の浅漬けが辛いのはなぜ?
せっかく美味しい大根のお漬物を食べようと思っていたのに 想像をはるかに超えて 辛さが強かったり 苦みがあったりするとがっかりしますよね。特に夏の大根は甘みが少なく漬物や大根おろしにしたときに あまりの辛さにびっくりすることがあります。
実は大根は 季節や部位によって味が違うんです。
大根の辛い時期は?
大根はスーパーなどで一年中見かける野菜です。でも季節ごとに 種まきをする品種が違いますので 特徴も変わってきます。
秋冬の大根は 水分をたっぷり含んで柔らかく おでんや煮物向きです。
春先の大根は 秋冬の大根よりも 少し辛みと固さが増しています
大根サラダや大根おろしにするとおいしいのは この時期の大根です。
春の中ごろから夏にかけての大根は 春先の大根よりも さらに辛く固くなってきます。
筑前煮やきんぴら大根、中華風に豚肉と炒めたり、とこってり系の料理によく合います。
大根の辛い場所は?
1本の大根の中にも辛さが強い部分と弱い部分があります。
大根の上のほう(葉っぱがついている方)は 辛味がすくない部位になります。
反対に 下のほうは辛味が強い部位です。
辛いのが嫌いな場合は できるだけ上のほうを使うようにしてくだい。
また 大根は中心部よりも 皮の方が辛味が強いとされていますので
辛いのが気になる場合は 皮を厚めにむくようにしてください。
厚く切った大根の皮は 細切りにしてきんぴらにしたり お味噌汁の具に使えます。
小さな大根は浅漬けできる?
大根葉を買った時についている 小さなかわいい大根。お漬物にするのにちょうどいい大きさだし、お漬物にしたらかわいいんじゃないかな?なんて思ったことはないですか?
でもこの小さな細い大根、辛味成分が凝縮していますので 普通の大根よりもはるかに辛いです。
もしお料理に使いたい場合は お漬物ではなく 刺身などの薬味として使うことをおすすめします。
・秋冬大根よりも春夏の大根の方が辛い
・大根は根っこに近い方が辛い
・大根の皮の方が辛い
・大根葉についているような小さな大根は辛い
となります。
辛くない大根の浅漬けを作るには
できるだけ 辛くない時期の大根を買って
辛くない場所を使って
作るようにしてください。
大根の浅漬けを作るときの辛くない切り方
大根は細胞が壊れると辛さが増すとされています。そこで できるだけ大根の細胞を壊さないように繊維に沿って大根を切るようにしてください。
大根の辛味を和らげる方法
では 辛い大根しかない場合はどうしたらいいでしょうか。
大根の辛さを抑える方法をいくつかご紹介しますね。作りたい浅漬け適した方法を選んでみてください。
浅漬けを作る前にひと手間かけると辛味が和らぎます。
大根をレンジにかけると辛さが抑えられます
スライスした大根をサッと茹でると辛味が少なくなります
薄切りにした大根を塩もみにするのも効果があります
大根はお酢を使うと辛さがとれます
終わりに
もしも 作ってしまった大根の浅漬けが辛くて「食べたくないレベル」の場合は、どうしますか?
美味しくないものは家族も食べてくれないし
かといって 作った人が ひとりでモクモクと食べるのは寂しいし
でも 捨てるのももったいないですよね。
なので わたしなら 失敗してしまった浅漬けは リメイクしてしまいます。
例えば 細く刻んで 他の根菜野菜や残りの大根と合わせてきんぴらにして お弁当に入れたり
すぐに使わない場合は 小さく刻んで冷凍。
使う時は 椎茸や鶏肉や牛蒡、人参などと一緒にごま油で炒めて 醤油と砂糖とだしで味付けして ご飯に混ぜたら炊き込みご飯風になります。
失敗しようが 辛かろうが
家族にもしっかりと食べてもらわねば
という母心(?)
今回は 大根の浅漬けが辛い時の対処法についての記事でした。
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