「クリスマスのサンタを子供に信じさせる」ことに違和感を持つ人はいないでしょうか。
子どもにサンタさんのお話をするのが楽しみな人も多いです。
でも「 子供を騙しているようだ」と感じている人もいます。
クリスマスのサンタについて私なりに考えてみました。
子どもにサンタを信じさせる?
私の主人の実家はカトリックです。
(私自身は無宗派の人間です)
主人の話では
「自分が子どもの頃のクリスマスイブは教会に行き、長々とお説教を聞いて帰って寝るだけの一年で一番ツマラナイ日だった」という事です。当然サンタクロースもやってきません。
でも世間では
クリスマス
↓
サンタクロース
↓
子どものおもちゃ
みたいな感じですよね。
我が家でも 長女が生まれた最初のクリスマスには小さな手まりを長女に買ってあげました。
サンタさんを信じさせるかどうかについては 少しだけ迷った記憶もありますが 小さな子どもがいる場合
・テレビの子ども番組
・育児サークル
・保育園
・幼稚園
ありとあらゆる伝達媒体が全力で「クリスマス=サンタ」をプッシュしてきます。
子供たちの会話の中にも
「去年はサンタさんに●●●をもらった」とか
普通にサンタさんが登場してきます。
近所の年配の奥様たちも小さい子供を見かけると
などと聞いてくるし。
テレビのニュース番組でさえ クリスマスが近づくとサンタの画像を頻繁に流してきます。
「子どもにサンタを信じさせようかどうしようか」なんて思う間もなく、子どもはサンタの存在を知り、気が付くと親子で
「サンタさん そろそろクリスマスの用意を始めてるかもねエ」とか
まんまとサンタマジックにかかってしまってます。
もちろん
という方針のご家庭もあると思います。でもクリスマス=サンタの方程式を打破するのは意外と大変かもしれません。
サンタを信じさせる意味は?
日ごろ「嘘をついたらダメ」とか「他の人のせいにするのはよくない」とか。子育てしていると普通に口にする言葉ですよね
とは言っても
サンタさんがプレゼント持ってくるというのは嘘だし
お願いしていたプレゼントとは違うものが届いても本当はサンタさんのせいではないし
それに どの子どももいずれはサンタさんは自分のパパやママだという事にいずれは気が付くわけだし。ばれたら気まずくない?
親としてはジレンマですよね。
でも 私はサンタさんは別枠で考えていいような気がします。同じおもちゃでもサンタさんが持ってきたプレゼントは子供の目から見たら「サンタブランド」のおもちゃになっています。ずっとずっと クリスマスが来るのをわくわくウズウズしながら待ったとっておきのおもちゃ。サンタさんが持ってきてくれたものは特別なんです。
そして もらったプレゼントを持って大喜びする子どもを見るのは大人の幸せ。
わくわくや幸せを運んでくれる嘘なら 子どもが大きくなった時にもきっと良い思い出になると思います。
子供とサンタと嘘
クリスマスの時期のサンタさんの存在は 小さな子どもにとってものすごく大きいです。
お気に入りの特撮のヒーローやテレビアニメ、アイドルなどの比ではありません。普段 寡黙でクールなお坊ちゃまも 内気でおとなしいお嬢ちゃまも 心の中ではサンタさんが何者かを真剣に考えています。
クリスマスの翌日には プレゼントを持って集まって情報交換を始めます。
どんなものをもらったか
どこに置いてあったのか
子供の観察眼はスルドイです
「ゲーム頼んだのに違うものが来た」
「サンタさんに会いたいってお願いしたら ぬいぐるみがはいってた」
「サンタさんからの手紙なのに日本語だった」
「僕のは、●●●の包装紙だった!」
我が家は 子どもたちのたまり場みたいな家でした。そしてママ友さんたちも一緒にたくさん来ていました。
あの
クリスマスイブ翌日、要するにクリスマス当日ですが、
あの空気。。。
まるで 試験結果を待つ学生のような
びくびくしながら
でも おかしくてたまらないような
変な汗がいっぱい出て みんなで笑いをこらえて
目だけきょろきょろさせて
おもしろかったなあ
特に あとあと子供たちの間で語り草になった男の子の一言
「僕のは、●●●の包装紙だった!」
もちろん その後は 各家庭とも包装紙には細心の注意を払うようになりました。
そして いずれ子供たちは 自ら真実を知るときがくるわけですが、だからと言って がっかりしたり失望したりはないのではないかと。それも楽しくて面白くて幸せな時間なのではないかとと思います。
おわりに
クリスマスにサンタが来る家では サンタさんを大いに楽しみ、クリスマスにサンタさんが来ない家では、サンタさん抜きでも楽しめる演出をすればいいし、クリスマスそのものを祝わないなら その分 お正月などにみんなでいっぱい遊べばいいかな、と私は思います。
サンタさんの意味合いは その家庭で決めればいいだけだし
他の家庭の価値観と違っても大丈夫。
子どもにとっての一番の幸せはみんなが笑顔でいること。
季節の行事が子どもの良い思い出、家族が仲良く過ごせるきっかけになればいいですね。
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