冬の夜空って、とっても綺麗だと思いませんか?空気が澄んでてピンと張った感じがして。それに、チラチラと星が瞬いているし。
寒い季節ですが、ほんの少しの時間だけでも空を見上げてみませんか?
冬の星がすごく綺麗なのはなぜ?
冬の夜空が綺麗なのは、気のせいではなく理由があるんです。
まず、暗いということ。
当然ですが、夏のほうが日照時間が長く、夕食後に夜空を眺めても、かすかに明るさが残っています。冬に同じ時間に空を見ると、とっくに日は暮れていて空は真っ暗です。
また、偏西風が吹くので空気中のごみやチリが飛ばされて空気自体も綺麗だと言われています。
他にも、空気が乾燥しているので水蒸気が含まれていなくて空気の揺らぎがないとか、空気の対流がなくて安定しているとかいろいろありますが
冬の星座は、わかりやすい、見つけやすいということも理由のひとつのようです。
誰もが知っているオリオン座を始め、おうし座、ふたご座、おおいぬざ座、そしてカシオペア座もきっと見つけられると思います。
冬の夜空は明るい星がたくさん?
明るく見つけやすい星座と言えば、オリオン座ですね。
オリオン座は、冬の夕方なら東、夜中は南、明け方は西に位置しています。
オリオン座の向かって左側には、「冬の大三角」があり、そこを天の川が横切っていますが、都会では天の川は見ることはできないと思います。
今見えている星座の名前が知りたいときは
国立天文台「今日のほしぞら」 で調べることができます。
無料のアプリもおすすめです。
星座を簡単に調べることのできるアプリなら、いつも持ち歩けるので便利ですね。
「星座表」「Night Sky Lite」「88星座図鑑」など無料のものがあります。
真っ暗な場所でも、スマホをかざすだけで、星座情報を自動で教えてくれるし、画像はきれいだし、すごく評判がいいです。
夜のデートやドライブにいかがでしょうか?
お部屋の中にいてもプラネタリウム感覚で楽しめる癒しのアプリです。
カシオペアからの北極星の見つけ方
次に北の空を見てみましょう。
実は、北の空には星座が少ないので、星座を楽に見つけることができるんです。
北の空と言えば、カシオペア座と北斗七星(おおくま座)と北極星ですね。
特に秋から冬の星座と言えば「カシオペア座」
北の方角にある「W」の形の星座と習ったのではないでしょうか。
でも年末から年始にかけては、夕食後に北の空を見上げると「M」の形です。
そしてカシオペア座の星と星を結んだ線の方角に北極星を見つけることができます。
大きな矢印は 小さい矢印の5倍の長さになります。
北極星をはさんで、カシオペアとは真向いの方角には「北斗七星」がありますが、冬の夕食後の時間帯では、まだ上がってきていません。
地球は自転していますので、見える星は、一晩かけて一回まわることになります。
北の方角の星は、北極星を中心にぐるりと一周まわります。反時計回りです。1時間で15度ずつ移動していきます。
360度÷24時間=15度 ですね。
明け方に見るカシオペア座は「W」に戻っています。
◆天の川と夏の大三角の記事は>>> こちら です
まとめ
2016年の年末から年初めにかけてはふたつの流星群を見ることができます。
ふたご座流星群 2016年12月13日~15日
しぶんぎ座流星群 2017年1月3日
詳しい情報はこちらからから>>国立天文台 ほしぞら情報
寒い季節ですので風邪をひかないようにしてくださいね。
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