ご家族の誰かが厄年の時はどうしていますか。
厄年なんかには全く関心がないのに「お祓い」「厄除け」「厄払い」などの言葉が頭の上から降ってきて そんなの必要ないのにと、うんざりしていませんか?
少しだけ厄年の人の気持ちを説明させてくださいね。
厄年のお祓いは絶対にするべきだと言う家族と意見が合わない
今年厄年の妻が厄除けに行くと言っています。そんなの必要ないし時間とお金の無駄だと思います
普通 男性よりも女性のほうが、風習・習慣にこだわる傾向が強いようです。
もちろん男性のほうが こだわるというご家庭もあると思いますけれど。
男性から見ると、
根拠のない迷信だし、万が一 厄年に何か起こっても それは単なる偶然だし、要するに ただの思い込みだよね
気にするから なおさら悪いことが起こったような気がするんだよ
と いうところでしょうか。
確かに、気にならない人なら、お祓いの必要はないと思います。
でも、一度気になっちゃったら、なかなかその気持ちはぬぐえません。だって これ 理屈じゃなくて感情の部分ですから。
どんなに理路整然と説明しても どんなに具体例を挙げてみても、そこは無理です。
そして気になって仕方がないことをそのままにしておくことは精神衛生上よくないです。
例えば、初詣に行ったり七五三をしたり 普段そんなことをしているご家庭なら、厄年のお祓いも同じ扱いでいいのではないでしょうか。
一年の無事や幸せを祈るという意味では一緒のくくりだと思います。
厄年のお祓いって意味がない気が…
イチロー選手が、バッターボックスに入る時に 毎回必ず同じ動作を同じ順番でするのは有名ですね。
海外の選手は「13」や「66」の背番号を嫌うし、日本の選手は「4」や「42」を避ける傾向があります。
サッカー選手の中にはPKをキックする前に十字を切る人がいます。
浅田真央選手は、スケート靴を左足から履いて左足からリンクに入ります。
ジョン・マッケンローは、ラインを踏まないようにコートに入るとか。古かったですか?そうですか?
私はコナーズ派でした。
もっともスポーツ選手の場合は、気持ちを集中させるためにしていることが多いんですが。
でも、「気持ち」って大事ですよね。
お祓いに意味があるかないかは、私にはわかりませんが、 もし奥さんが
どうしても厄年のお祓いをしたい
と思っているなら
厄年のお祓いに行くことは夫婦にとっては意味があると思います。
毎日ず~っと
厄払いしていなかった。どうしよう
昨日の●●も、先月の★★★もきっとそのせいなんだ
きっと今年は この調子で、まだまだ大変なことが続くんだ
って思いながら過ごすよりも、
●●や★★★があったけど、きっと厄払いしてたからこの位で済んだんだ。よかった♪
って思いながら過ごしたほうがいいに決まってます。
ご本人様もですが 周りの方も・・・
それに、
あの時厄払いさせてくれなかった
と一生恨まれるよりも
最初は反対していたけど、私の気持ちをわかってくれて一緒に神社に行ってくれた♥
のほうが、きっと その後もうまくいくような気がします。
厄年って誰が決めたの?
最後に、厄年の説明を簡単にしておきますね。
厄年の決め方ですが、よく使われるのが
数えで
男性 25歳・42歳・61歳
女性 19歳・33歳・37歳・61歳
厄年の前の年が前厄・次の年が後厄ですね。
特に女性の33歳と男性の42歳は、「大厄」と言われています。
「大厄」なんて名前がついていると、なんだか気になって仕方のないところですが、この厄年の決め方も地域や神社・寺院によってバラバラで一律ではありません。数えでする神社もありますし、満でする神社もあります。
◆年齢の数え方 「数え」と「満」に関する記事は >>> こちら
また、厄年の起源や由来も実は、はっきりしていません。
最近では、社会的にも家族的にも また体調の面でも変化の起きやすい時期なので、この時期は無理しないようにという戒めだと解釈することが一般的です。
いい機会ですので、一緒にちょっと立ち止まって、お互いのことや家族のことを話してみたり、健康のことを考え人間ドッグに入ってみたり、これからの無事を願ったりしてみてはいかがでしょうか。
厄払いをするなら 神社や寺院で お祓いをしてくれます。初詣に行ったときや節分の時期にする人が多いようです。もしもお祓いをするなら 予約や金額など前もって神社や寺院のホームページで確認するか電話しておくといいです。
ただし、先ほども書きましたとおり地方や神社によって厄年の解釈は全く違いますので、その点もきちんと確認しておいてくださいね。
身に付ける長いものを贈ると厄除けになる言われていますので、厄除けのプレゼントだけでもしておくという方法もあります。これも地域性がありますが、たいていは家族や友人がプレゼントします。常に身に付けるものがいいと言うことで、以前は帯などを贈っていたようですが、最近では、装飾品やうろこ模様の財布などを贈ることが多いようです。地域によっては七色のものを贈るといいとされています。
高価なものでなくていいので こっそりプレゼントを用意しておくと、きっと喜んでくれると思います。だって そこに込められているのは 相手の健康や幸せを願う気持ちなんですから。
まとめ
話しても話しても、意見が合わないことってありますよね。
親兄弟でもそうですが、夫婦の場合も マレに(?)あります。
そんな時に大事なのは「どれだけ正しいか」ではなく「どれだけ相手の気持ちに寄り添えるか」なのではないでしょうか。
世の中の人はそれを「思いやり」と呼びます。
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