カトリック教会のミサの時の服装。一般の人が参加するときのマナー


旅行先に有名な教会があったり クリスマスの時期にライトアップされている教会を見かけたりすると 一度でいいから教会のミサを実際に見てみたい、と思うことがありませんか?でも 教会関係者ではない場合、来ていく服やお作法が気になりますよね。

実は 私の主人は長崎出身で実家はカトリックなので私も教会のミサには度々参加します。でも私自身はカトリック信者ではありません。

私のように信者ではない人がミサに参加する時に疑問に思うことなどをまとめました。

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カトリック教会のミサに行くときの服装は?

まずどんな服を着ていったらいいのかが一番気になることではないでしょうか。でも実際に教会のミサに行ってみると意外と普段着の人が多いと感じると思います。Tシャツやジーパンの人もいますし、冬ならジャンパーの人も見かけます。もちろんきちんとスーツを着ている方もたくさんいます。

特にクリスマスの時期は、気温も低いので寒くない服装がおすすめです。
 

教会によっては暖房が効きすぎて暑いくらいと言うこともあります。でも 観光のついでで行く教会は たいてい大きな教会だと思うので暖房があまり効かない、とか人が多くて中に入れなくて通路などでずっと立っている、とかになるかもしれません。

そうすると寒い中で立ちっぱなし、になるかもしれません。なので、脱ぎ着しやすい上着を羽織って行くといいと思います

教会のミサに一般の人は参加できる?

ミサ初心者…という表現も変ですが、初めてミサに参加する場合は不安になりますよね。

「そもそも宗教に関心がないんだけど」とか「無宗派なんだけど」とか「見てみたいだけ」という人でもミサには参加できます。
 

ミサの流れは次のようになります。

ミサの流れ
聖書朗読&聖歌&司祭の説教など

奉納(献金)

平和の挨拶

聖体拝領

閉祭

クリスマスミサの時は特別バージョンなので、クリスマスキャンドルや、音楽の演奏や歌、そのほかちょっとしたイベントが加わる場合もあります(ミサの演出は教会ごとに違います)

平和の挨拶の時には、「互いに平和の挨拶を交わしましょう」という言葉があります。手を合わせて、周囲の人に頭を下げて挨拶をしましょう。

立ったり座ったりする時も 一緒に立ったり座ったりしてください(もし体がきつい場合は座ったままでも構いません)

お祈りの言葉は、配られるプリントなどに書いていますので、それを読んで一緒に唱えてもいいし、ただ聞いているだけでもいいかと思います。

要するに 周囲の人に合わせて同じことをしていれば大丈夫です

普通に教会に入って ミサが終わったら普通に教会から出ればいいだけです。別に勧誘されたりもしませんし、誰も話しかけてくれないかもしれませんので、ちょっとあっけないと感じるかもしれません。

途中でトイレに行ってもかまいません。他の方の邪魔にならないように静かに移動してくださいね。

教会での服装やマナー

教会での服装やマナーについては下のようになります。

服装のマナー

  • 露出が多すぎる服は避けてください
  • 帽子は脱いでください

ベール
カトリックの教会では、女性がベールを被っているのを見かけます。これは「洗礼」を受けている証なので、一般の方にはベールは必要ありません

ミサ中のマナー

ミサの間のマナーには下のようなものがあります

  • 聖堂内では私語はしないように
  • 携帯電話は電源を切るかマナーモードに
  • 予約の必要はありません
  • 聖体拝領ができるのは信者さんだけです

聖体拝領
教会の終盤に司祭がワインを飲み、パン※を食べます。その後参列者も列に並びパンを拝領します。これを「聖体拝領」と言います(パンと言ってもペラペラの味のないウェハースのようなものです)

「パン」をもらえるのは洗礼を受けた人だけです。なので一般の人(キリスト教徒としての洗礼を受けていない人)は「パン」をもらうことはできません。でも同じ列に並んで、司祭の前で手を合わせ頭を下げると司祭に祝福(軽くお祈りして頭に触れること)してもらえます。せっかくの機会ですから祝福をしてもらうことをおすすめします。

ミサ中の歌
クリスマスイブの時には一般的に知られている歌もいくつか歌います。知っている歌があれば一緒に歌ってください。

教会のミサの時間や駐車場について

服装やマナー以外のことにも触れておきますね。

教会のミサは何時から?

教会のミサに行きたいときに まず確認しておきたいのはミサの開始時間ですが、これは教会ごとに異なりますので、教会のホームページか電話で確認してください。

教会ごと、と言っても 前年とは違う場合もありますので、せっかくの機会が無駄にならないように前もって時間のチェックはしておく方が安心です。

※ミサが行われるのは、カトリックの教会です(プロテスタントは「礼拝」になります)
 

長崎の教会を調べるときはこちらから(楽天にジャンプします)
>>【楽天たびノート】長崎 教会

教会のミサにかかる時間は?

ミサの所要時間は日曜日なら1時間~1時間半ほどです。司祭のお説教の長さによって時間が長かったり短かったりします。校長先生の話の長さで朝礼の時間の長さが違うような感じですね。ミサは日曜以外もしています。

クリスマスイブなどの特別な日の教会ミサの場合は、もう少し長くなります。

「教会」という名前なのにミサがないケースについて
今回ご紹介しているのは「カトリック教会のミサ」についてになります。プロテスタントの教会ではミサではなく「礼拝」になり内容も違ってきます。

 
見分け方ですが、ホームページで確認するのが一番わかりやすいと思います。ホームページでは「カトリック●●●教会」のように書かれています。歴史の古い場所が多いので、教会の由来などの説明があり観光で訪れる人も多いです。

例としてこんな感じです(楽天のサイトにジャンプします)
>>【楽天たびノート】カトリック教会
 

※有名な「教会」でも 実は「ただの結婚式場」だというケースもあります。こういう場合 クリスマスのライトアップはしていてもミサはありません。

教会の駐車場は?

教会によって駐車場は違います。

特に クリスマスミサなど特別な場合は、ミサ後にパーティーがあって、すぐには駐車場から車を出せない事があります。

教会によっては車の入り口が手前、出口が奥、という風になっていて、早い時間に行って車を奥に止めておくとすぐに車を出せる、ということもあります。

事前にホームページか電話で確認しておくことをおすすめします。

教会のミサにお金は必要?

ミサに参加するのにお金は必要ありませんが、
 ・教会のミサに行くと教会の入り口に献金箱がある
 ・ミサ中に柄付き献金袋が回ってくる
 ・献金用の封筒が配布される

などの方法で献金を受け付けています。

「柄つき献金袋」とは棒の先に布の袋がついているものです。虫取り網のような感じですね。それを持った人が会場を一周しますので その中にお金を入れてください(入れなくても構いません)。きっと他の人が献金袋にお金を入れるチャリーンという音が聞こえると思います。要するにたいていの場合は「お札」ではなく「硬貨」を入れているということですね。

献金の金額に決まりはありません。信者さんでない場合は献金する必要もありませんが、もし献金する場合は 神社などでお賽銭を入れるのと同じ感覚で お好きな金額の硬貨を入れるといいと思います。

      (2018年5月23日 加筆修正)

おわりに

私自身はカトリック信者ではありませんが、主人の実家がカトリックなので、帰省したときは教会に行くことにしています。

昨年は 年末から年始にかけて長崎駅前のホテルに宿泊しました。ちょうど近くに中町教会があり 夜中の0時から新年のミサが行われるということなので行ってきました。白い壁が印象的で 窓のステンドガラスがとても綺麗な教会です。建物に入るときには靴を脱いで入るというちょっと珍しいタイプの教会でした。床下暖房が入っていましたので深夜でしたがそれほど寒くはありませんでした。ミサの時間は1時間ほどでした。

さすがにそのあと 諏訪神社の初詣に行く元気はありませんでしたが、今年のお正月は、とても暖かく初詣の人も多かったようです。12月31日から元旦にかけて(23:00~1:45)は 蛍茶屋から赤迫までの深夜電車が15分間隔で走っていました。

翌朝(日をまたいでないので翌朝ではないですね(*^_^*) 夢彩都の初売りが元旦9時からでしたので、ホテルのチェックアウトの前に寄ってみました。朝の大波止(おおはと)に吹く風はとても気持ちがよかったです。一番上の写真は その時に撮ったものです。

大波止からは軍艦島に行くフェリーも出ています。いつか行ってみたい場所の一つです。
 

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コメント

  1. 333shouichi より:

    こんにちは。初めまして。YouTuberの333shouichiです。
    ビリージョエルやマーティンハーケンスさんの動画を中心に投稿しています。
    2018年4月21日の土曜日に長崎出島表桟橋完成記念行事の一環としてオランダ歌手のマーティン・ハーケンスさんのリサイタルがありました。そのリサイタルが長崎の中町教会で行われまして、当日観客として訪れました。非常に素敵な教会だなと思いました。マーティンさんがリサイタルの途中で司会者との会話の中で、中町教会を大変素敵な教会だと誉めていらっしゃいました。そして翌日の日曜ミサに訪問したい旨のお話しをされていましたので、私も行ってみようと思いました。でも初めての経験なのでどんな服装でいったら良いのかわからず、不安だった時にこのブログを見つけ拝見させて頂きました。まさしく、中町教会に行かれたと書かれていたので非常に参考になりました。ありがとうございます! 心の準備をしていよいよ翌日日曜の早朝ミサにお伺いしたところ、なんとお話されていた通りマーティンさんも参加されていたではありませんか。さすがにカトリック信者なので動作・作法は完璧で非常に参考になりました。私はマーティンさんの大ファンなのですが、ここははやる気持ちをぐっと抑えて、今は完全プライベートな空間、しかも静粛な場、と自分自身に思い聞かせ、しっかりと祭司さまのお言葉に耳を傾けさせて頂きました。ちなみにマーティンさんは洗礼を受けた方なのでパンを頂かれていました。ミサが終了し教会の外でマーティンさんとお会いし「昨日のリサイタルは最高でした。お話の通りミサに来られたのですね。私は生まれて初めて教会のミサに参加しました。」と英語でお話ししたところ、微笑みかけて頂き、「ありがとう。どうですか?素晴らしい時間を過ごせたでしょう。」とご返事いただきました。マーティンさんはその後、司祭さまと個別に会われるお約束とのことで時間がなくその一言でお別れしましたが、4月末のすがすがしい空気とともに素敵なミサの時間を過ごせました!私にとっては生まれて初めてのミサの経験であっという間の出来事でしたが、非常に有意義な時間でした。長いコメント失礼いたしました。

    • yayoi より:

      333shouichiさん 初めまして。
      ご訪問ありがとうございます。
      記事がお役にたったようで よかったです。

      ビリージョエル!
      若いころにとてもよく聞いていました。
      十代が終わるころに アルバム「ストレンジャー」がリリースされて…

      素敵な曲、キレイな曲、かっこいい曲 たくさんありましたよね。

      最近 音楽を聞くことも少なくなっていたのでとても懐かしかったです。

      マーティンハーケンスさんの中国でのライブ動画も素晴らしかったです。
      私たち夫婦の新婚旅行が中国でしたので、その時のことを思い出しました。

      動画 ゆっくりと見させていただきますね。

      • 333shouichi より:

        yayoiさん、早々のご返信ありがとうございます!
        また、早速アップ動画をご視聴頂きありがとうございます。
        音楽って不思議ですよね。聴いた瞬間に当時の思い出が蘇ってきますよね。
        ビリーの曲はだれでも一度は耳にしたことがある程、当時人気でしたよね!
        そんなビリーも来年で70才になるんです。でも今でも2週間に1回のペースで米国内でコンサートをしているんです。ビリーは本当にファンのことを大事に思ってくれています。

        実はビリー、マーティンさんご本人に実際お会いし直接にお話しする機会を持てまして、お二人とも、とても・とても素敵な方です。とくにマーティンさんは35年間務めていたパン屋さんを解雇になって失業中に娘さんが公開オーディション番組にそんな失中のお父さんを元気づけたく推薦したことがきっかけで優勝した遅咲きの歌手の方なので、本当に頑張ってほしいと思って応援しています。
        お時間を取らせて申し訳けありませんが、どうぞごゆっくりご視聴頂ければ幸いです。
        重ねてお礼申し上げます。ありがとうございます!!

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