赤ちゃんがダニに刺されたら病院に行く?症状の特徴子どもの場合は?

赤ちゃんダニ刺され病院
赤ちゃんのおなかや手足にプツプツと赤い斑点が。

「ダニかしら?「
「病院に行ったほうがいいのかしら?」
と心配になった時の対処法をまとめました。

特にジメジメと雨が続いて、気温は高い、湿度も高い、お布団は干せないし、空気の入れ替えもできないし。そんな時に赤ちゃんの柔らかいおなかや手足にプツプツと赤い斑点(はんてん)ができてしまうと、ついダニの存在を疑ってしまうのではないでしょうか。

病院に行った方がいいのかどうか迷うこともあるかもしれません。

「病院に連れて行く基準は?」
「家でケアするならどうしたらいいの?」

赤ちゃんの肌トラブルの対処方法を確認しておきましょう。

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赤ちゃんのダニ刺され 病院に行くときの判断基準は?

まず最初に・・・

赤ちゃんの肌の虫刺されの原因ですが、専門の皮膚科医でも虫刺されの跡だけでは虫の種類は特定できないことも多いそうです。(もちろん特徴がある虫の場合は特定できます)

なので、ママが虫刺されの跡を見ただけでは、「ダニ刺され」かどうかはわからないということになりますね。

もしも 赤ちゃんの肌に虫刺されのような跡があった場合は、2.3か所なら ムヒベビーやポリベビーのような赤ちゃん用の軟膏を塗って様子を見るようにしていれば大丈夫です。普通の虫刺されなら数日で治ります。

◆◆◆虫刺されの薬の塗り方◆◆◆
・できるだけ早く塗ってください
・ぬる量はほんの少しでいいです。
・そっと伸ばすようにして塗ってあげてください

赤ちゃんに使える市販の虫刺されの薬は?

ただし下のような症状があった場合は病院を受診することをおすすめします
・腫れ方がひどい
・熱を持っている
・腫れの範囲が広範囲
・何か所も刺されている
・いつもと様子が違う
・いつまでも腫れがひかない

受診する病院は小児科か皮膚科になります。

布団のダニを増やさないようにするには

ダニ刺されの症状の特徴は?

どうしてもダニに刺されているような気がする場合はいくつかのことをチェックしてみてください。
※腫れ方にはかなり個人差がありますのであくまでも「目安」としてご覧くださいね

ダニ刺されの症状の特徴
・しこりのある赤い斑点ができる
・かゆみが強い
・体の柔らかい部分、服で隠れた部分が狙われやすい
・刺された翌日くらいから赤くなってくる
やわらかい場所として膝の裏側・ひじの内側・脇の下・お尻などが狙われることが多いのですが、赤ちゃんは全身やわらかいので、どこでも狙われそうですね・・・

かゆみや腫れ方は個人差が大きいですが、赤ちゃんの場合は腫れ方が大きくなるようです。

■蚊とダニの違い
赤ちゃんの場合、蚊にさされたときに、反応が出るのが遅く腫れも大人よりもずっと大きいです。特に目の周りや口のまわりなどの皮膚の薄い場所は腫れが大きくなります。蚊は洋服から出ている部分を刺し服の中を刺すことはあまりありません。
赤ちゃんが蚊に刺さされてひどく腫れる

■アリとダニの違い
噛まれるときにチクッと痛いのがアリの特徴。そして蚊やダニに刺されると痒いだけですが、アリに刺されるとかなり痛痒い感じです。けど赤ちゃんは教えてくれないのでわかりませんね。噛まれた場所は赤く腫れてきますので治りが悪いようなら皮膚科を受診してください

■ブユとダニの違い
ブユは地域によっては「ぶよ」「ぶと」とも言います。自然に囲まれた場所ならブユもいるかもしれません。ハエを小さくしたような虫です。ブユの噛み傷は、たとえは悪いですが鉛筆を間違って刺してしまった感じの噛み跡で肉眼でもはっきりとわかります。ブユは噛まれた後半日ほどして腫れはじめどんどん腫れがひどくなります。手当が遅れると治るのに何か月もかかりますので できるだけ早く皮膚科を受診してください。

■毛虫の場合
近くに大きな木が植えられている場合は毛虫がいる可能性もあります。椿とさざんかは特に注意です。チャドクガがいるかもしれません。またサクラやカエデにはイラガがいるかも…。チャドクガは春から秋、イラガは夏から秋にかけて注意してください。

たとえ毛虫本体はいなくても毛虫の毛が飛ばされてきて洗濯物についているだけでかゆみや腫れが起こります。腫れは、最初は小さな斑点ですが、だんだんと体中に広がっていきます。市販薬では治りませんので必ず皮膚科を受診してください。

■ペットを飼っている場合
ペットを飼っている場合は、「ノミ」の可能性もあります。ペットが痒がることが多いならペットの毛をチェック。黒い小さなゴマ粒みたいなものがあったらノミのフンです。刺されると腫れてものすごくかゆくなります。床にいますので、大人の場合は足の膝から下を刺されます。動物病院でフロントラインをもらって使うとすぐにノミがいなくなります。

 

ダニ刺されに似ている症状の子どもの肌トラブル

赤ちゃんや子どもの場合 肌も弱いので他の肌トラブルの可能性もあります。肌が赤くなったり、かゆみが出たりするケースをいくつかあげておきます。

こちらも 基本的には「目安」です。病院で診察してもらわないとはっきりとはわかりませんので、症状が気になるときは小児科か皮膚科を受診してください。

あせも

気温と湿度が高いときは、赤ちゃんや子どもは、あせもになりやすいですね。赤ちゃんだけではなく ランドセルのせいで梅雨時期の小学生の背中もあせもができやすいですね。9月になると運動会の練習で汗をかきますので意外とこの時期もあせもができたりもします。

あせもは、虫刺されのような赤い小さなブツブツです。小さな子どもの場合あっという間にとてもたくさんのあせもができたりします。広く盛り上がることもあります。できやすい場所は膝の裏側・ひじの内側・脇の下・首・背中・お尻など汗をかきやすい部分です(ダニに噛まれる場所とほとんど同じですね)。赤ちゃんの場合オムツが蒸れていたりすると冬でもあせもになります。汗をかいているときはこまめに濡れタオルなどで拭いてしっかり乾かすようにしてください。

あせもは、一日に何度もシャワーをしたり、かきくずさないようにムヒベビーを塗ってあげたりすると治りが早いです

新生児特有の病気

乳児脂漏性湿疹や赤ちゃんニキビ。顔や頭が赤くなったり、かさぶたができたりします。赤ちゃんの皮脂の分泌が原因ですので できるだけやさしく丁寧に洗ってあげてください。時期が来れば嘘のようにきれいに治ります。

湿疹(しっしん)やアレルギーによる蕁麻疹(じんましん)

■湿疹
金属や化学物質でかゆみやぶつぶつができます。もっとも一般的なのは、台所洗剤が影響する「主婦湿疹」ではないでしょうか。赤ちゃんも洗剤で湿疹が出る場合がありますので洗濯物はよくすすぐようにしてくださいね

■ハウスダストアレルギー
ダニのフンや死骸、虫(ゴキブリなど)のフンや死骸、ペットの毛、人間の髪の毛、人間の皮膚、砂埃、食べかすなどの生活環境全般の「ほこり」が原因で咳やかゆみの症状がでます。実際はダニの要素が多いようです。

■ダニアレルギー
「ダニに刺される」ではなく「ダニの死骸やフンを吸い込む」が原因でダニアレルギーになります。夏から秋にかけて発症することが多いようです。

■花粉アレルギー
幼児でも花粉症になります。春ならスギ・ヒノキ。秋はブタクサやヨモギ。イネ科はほとんど通年。と一年中何かの花粉が飛んでいます。花粉の症状としては、くしゃみや鼻水が有名ですが、花粉症で肌荒れやかぶれやかゆみなどの症状がでることもあります。

■食物アレルギー
牛乳・卵・小麦・大豆などに対するアレルギーです。乳児の10人にひとりが何らかの食物アレルギーだと言われています。大きくなるにつれ段々とよくなることが多いです。

■アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎の子どもは季節の変わり目や体調の変化などは特に顔の皮膚がジュクジュクと赤く痒くなります。かくとどんどんひどくなりますので早めに病院を受診してください。

■その他のアレルギー
カビアレルギー・家の建築資材の薬品によるアレルギーなど

アレルギーの原因は皮膚科かアレルギー科で検査できます

最初にも書きましたが、赤ちゃんの肌トラブルは

症状が軽い場合は赤ちゃん用の軟膏で対応。

症状が気になるときは早めに受診

が基本です。

虫刺されで受診したら笑われない?なんて心配しなくても大丈夫。

もし 虫刺されなら、赤ちゃん用の虫刺されの軟膏を処方してくれます。

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>>布団を干す場所がない。ダニ対策はどうしたらいい?
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まとめ

虫刺され、湿疹、あせも・・・赤ちゃんは皮膚のトラブルがよくありますね。

赤ちゃんの体質はみんな違いますので、不安に感じたときは、迷わずに病院を受診して相談してみてください。その子の肌の性質がわかってきたら、ケアのコツもつかめてきます。

色々書いてしまいましたが、赤ちゃんは肌が弱いのでどうしてもかぶれや発疹ができてしまうもの。あまり細かいことは気にせずに のんびりと子育てを楽しんでくださいね。

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