カメムシが部屋に侵入してきた時に追い出す方法。危険なカメムシの見分け方。

カメムシの対処方法
「カメムシって刺さない?噛み付かない?毒はないの?」

虫嫌いの人は、虫が入ってくると ちょっとしたパニックになってしまいますよね。

時として大量発生することのあるカメムシ。部屋の壁にへばりついていたり 干した布団や洗濯物に付いて、カメムシが部屋に入ってくることもありますね。

カメムシの習性と対処方法をまとめました。虫の写真はありませんので、虫嫌いの人も安心して読んで下さいね。

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カメムシが部屋に侵入するのはなぜ?

まずカメムシがどうして部屋にはいってくるのかを説明しますね。

カメムシは秋から冬にかけて寒さを凌ぐ場所を探して人間の家などに入り込むことがあります。

カメムシの一生のサイクルは次のようになっています。

春⇒冬眠から目覚めるて繁殖をする

夏⇒野山にいる

秋~冬⇒冬眠中

カメムシは、基本的に一年中いる虫ですが、特に冬眠から覚める春と冬眠の時期の秋~冬にかけて、家の中で見かけることが多くなります。

カメムシの特徴は

・動きは ゆっくりとしています

・壁などに張り付いているものも棒などで軽く触れると簡単に落ちます。

バッタみたいに いきなり跳ねたりしません。

蚊みたいに ブーンって音をたてて飛んできて血を吸ったりしません。

蝉のように急に大音量で鳴いたりしません。

アイツのように超高速で部屋の隅を逃げて行って冷蔵庫の下に隠れたりしません。

カメムシはクサイ臭いを出すということを除けばそんなにこわい虫ではありません。

カメムシを部屋から追い出す方法は?

カメムシは、危険を感じると、臭いを出して、身を守ろうとします。かなり強烈な臭いで なかなか取れません。なので、カメムシを追い出すときは、カメムシに危機感を持たせてはダメです。ほうきで掃き出そうとしたり、叩き潰しそうとしたりすると、カメムシは最終手段に出ます。もちろん手でつまんで捨てるなんてこともしてはいけません。

もし、布団にカメムシがついていたら、ピンとはじいて払い落としてあげてください。洗濯物なら、ちょっと振ってみると、案外簡単に落っこちてくれます。

洗濯物にくっついてお部屋の中に入って来ちゃったカメムシは、紙を寄せると、上にのってきますので、紙に乗せたまま外に捨てに行って下さい。

カメムシが飛ぶ場合

飛んでいるカメムシって怖いですよね。
夜、電気の周りをブンブン飛んでいるのが怖い場合は、いったん電気を消してみてください。飛ぶのをやめますので、それから落ち着いて対処してください。

カメムシ退治にペットボトルを使う

キャップを取ったペットボトルをカメムシが動く方向にそっと置くと中に入ってきますので、そのままフタを閉めてください。

カメムシ退治にスプレーを使う

カメムシ退治専用のスプレー殺虫剤もあります。

「カメムシコロリ」は、カメムシ専用にノズルや噴射量なども設定されています。

超速効性でカメムシが、くさい臭いをを出す前に駆除できます。ノズルは高い壁まで届くようになっています。

殺虫成分を使用していませんのでふとんや洗濯物にも安心して使用できます

カメムシの色と形

カメムシには色々な種類があります。

大きさは
小さかったり、大きかったりもします。
時々ものすごく大きなカメムシがいてびっくりすることもあります。
 

カメムシの色も
・とってもキレイなエメラルドグリーンだったり
・枯れ葉のようにすすけたグレーがかった茶色だったりします。
 

カメムシの形は・・・
・肩が張っていて五角形のエンブレムに頭をくっつけたような形だったり
(実際には肩ではなく前胸背板と言います)
・五角形を縦にびよ~んと引き伸ばしたような形だったり
・てんとう虫をちょっと四角くしたような丸いコロンとした形だったりします

よく見る茶色の丸いカメムシ

茶色のコロンとしたカメムシはマルカメムシと言います。取り込んだ洗濯物に紛れていることが多いのは、このカメムシです。
マルカメムシの画像

緑色のカメムシ

鮮やかなグリーンのアオクサカメムシもよく見かけます。こちらも臭いがつかないように、そーっと扱ってあげれば大丈夫です。
緑のカメムシ⇒アオクサカメムシの画像

茶色のでかいカメムシ

大きめで黒っぽい茶色のカメムシはクサギカメムシです。
一見こわい感じですが、刺したりはしません。野菜などに大量発生していていることがあってうんざりしますが(つまり草食のカメムシです)他のカメムシと同じように 刺激しないようにそっと追い出してください。
クサギカメムシの画像

危険なカメムシ

「いつも見ているカメムシより長い」
「形は五角形だけど ものすごく細長い」
「五角形と言うよりも流線型」
「五角形というよりも細長い雨粒みたいな形」
と感じたらサシガメかもしれません。

サシガメは、一見カメムシっぽくない かなり細長い形です。前述のクサギカメムシを少し伸ばしたような感じからほとんど爪楊枝みたいな感じのものまで種類はいろいろいますが、危険なカメムシはすべて細長いです。サシガメに刺されるとものすごく痛いです。はっきり言ってハチに刺されるより痛いので、このタイプにだけは 気をつけてくださいね。
サシガメの画像

また、まれに カメムシの臭い成分にかぶれる人もいるようです。もし「臭いの素」の液体が体について、ヒリヒリするようでしたら皮膚科を受診してください。

カナブンとの違いでカメムシを見分ける

カナブンとカメムシとの違いをチェックするとカメムシを見分けるヒントになるかもしれません。

カナブンは、コガネムシやカブトムシと同じ「甲虫目コガネムシ科」の昆虫です。対して、カメムシは「カメムシ目カメムシ科」・・・いやこの辺りはどうでもいいんですけど^^;

カメムシは カナブンに比べて

・長い触覚がある(甲虫目の触覚は短い)
・体が平べったい(甲虫目は厚みがある)

という特徴があります。

平べったくて、長い触覚があれば、まずカメムシだと思ってください

どこから入ってきたのかわからないような場所にいるカメムシですが、この平べったい体のお陰で、出入口がないような場所にも、隙間から入り込むことができるんです。
 

オマケのヒトコト(^^♪

カメムシには、草食のものと肉食のものそして雑食のものがいます。

草食のカメムシは、稲の汁を吸うので害虫として扱われますが、肉食のカメムシは アブラムシなどを食べてくれるので、益虫としてカウントされます。

でも、洗濯物にくっついてくるカメムシは、迷惑でしかありませんよね。

できたら、すみやかにお引取りいただきたいものですね。
    (2018年5月16日加筆修正。画像のリンクを入れました)
 

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