母の日の定番と言えばカーネーション。
せっかくいただいた鉢植えのカーネーションは少しでも長く飾っておきたいですよね。
カーネーションを長持ちさせるためのお手入れのコツをまとめてみました。
鉢植えのカーネーションの育て方
鉢植えのカーネーションには、たくさんのつぼみがついているものもありますね。
でも 咲かずにそのまま枯れてしまった、という声をよく聞きます。
つぼみやお花を楽しむためのポイントを押さえて、ぜひきれいなお花を咲かせてくださいね。
ラッピングのセロファンを外す
カーネーションは、とても「蒸れ」に弱いお花です。
きれいなラッピングは外すのがもったいないし、記念に飾っておきたいですよね。
でも お花のためには、少しでも早く外して、風通しを良くしてあげてくださいね。
よく日に当てる
カーネーションの置き場所が室内の光の当たらない場所にしていると、つぼみは花になることができません。
カーネーションは日光が大好きですので、日当たりのいい場所においてください。
特につぼみがついているカーネーションは、日光が当たらないと、つぼみが、咲かずにダメになってしまいます。
もしできるなら、玄関先かベランダなど 風通しがよく直射日光のあたる場所に置いてあげてください。
水やりは土が乾いてから
「いつも湿っている状態」は根腐れの原因になります。
土に触れてみて、乾いていることを確認してから水遣りをするようにしてください。
そして 先ほども書きましたが、カーネーションは「蒸れ」に弱いお花ですので、水遣りは、葉っぱをかき分けるようにして、葉っぱや花に水がかからないように、そっと根元にあげるようにしてください。
カーネーションを長持ちさせるコツ
カーネーションは、きちんと手入れをすれば長く楽しめるお花です。
お花を長持ちさせるコツは、「花がらを摘む」と「肥料をやる」「切り戻す」のみっつです。
カーネーションの花がらを摘む
何日か咲いたお花は、色があせたり、茶色っぽくなったり、ふにゃふにゃした感じになったりします。
そのままにしていると、「灰色かび病」という病気の原因になりますので、花の根元を切り取ってください。
そうすると、どんどん下から新しいつぼみがあがってきます。
つぼみも触ってみると、中身がなく、スカスカのものがありますし、つぼみの根元の部分が折れているものもあります。
このようなつぼみは咲かずに腐ってしまうだけですので、早めに摘み取ってください。
カーネーションに肥料をやる
カーネーションに限らず、次々とお花を咲かせるタイプの植物には、栄養が必要です。
花がどんどんと咲いている時期は、一週間に一度、水やりの時に「液肥」をあげてください。
液肥の場合、よく使われるのが、ハイポネックスなどの1000倍に薄めるタイプのものです。
じょうろの底を見ると、容量が書いてあると思います。
1000㏄(1リットル)の水と1㏄の原液で、1000倍の液肥ができます。
「そんなにたくさんの液肥は必要ない」という場合は、「ハイポネックスストレート液肥」「そのまま使える花工場」など薄めずに使える液肥が便利です。
ただし、盛夏に入り、お花の勢いがなくなったら、肥料も少しお休みしてください。
涼しくなって また元気が出てきたら液肥も復活させてくださいね。
切り戻し
花が終わったら、半分ほどの長さの場所で切り戻して、お休みさせてください。
切り戻すことで、夏の間の蒸れからくる病気にもかかりにくくなります。
涼しくなってくると、また花が咲きはじめ、秋が終わるころまで長く楽しめます。
カーネーションは植え替えたほうがいい?
カーネーションは、そのままにしておくと、根がどんどん張って、鉢の中にぎゅうぎゅうに詰まっている状態になってしまいます。そのまましていると元気がなくなって来たり根腐れの原因になったりしますので、根が張ってきたら植え替えをしてあげてください。カーネーションの植え替えについて説明しますね。
植え替えの仕方
カーネーションは、株分けができません。
植え替えをするときは、根を傷めないように、そっと植え替えてください。
鉢からカーネーションを抜くときは、鉢を少し斜めにして、ふちをトントンとたたくと、すっぽりと抜けると思います。
新しく用意した植木鉢に鉢底網と軽石を入れ カーネーションとそっと置いて、周りに土を入れます。
用土は普通の培養土でいいです。
植え替えをする鉢の大きさは?
植え替えをするときは、一つ大きい号数の鉢に植え替えてください。
植木鉢の号数は、植木鉢のふちの部分の外径でわかります。
外径が15センチなら5号鉢(5寸鉢)ですので
ひとつ大きい外径18センチの6号鉢(6寸鉢)にすればいいということになりますね。
素焼鉢でしたら、裏側にひっくり返すと号数を表す数字が刻まれています。
植え替えの時期
植え替えをする時期は花後になります。半分に切り戻すタイミングで植え替えもしてください。
または、
もしも、いただいたカーネーションが、鉢の中でパンパンで窮屈そうなら、いただいてすぐに ひとまわり大きな鉢に植え替えるほうがいいケースもあります。
裏側を見て、排水穴から、根っこが出ていて元気がないようなら植え替えをしたほうが良いかもしれません。
まとめ
お日さまが大好きなカーネーションですが、盛夏の頃は、さすがに夏バテ状態になります。
この時期は、半日陰くらいで管理するのがベストです。
また、とにかく「蒸れ」や「水分」がつぼみや花につくと病気になってしまいますので、梅雨時期は雨が直接当たらない場所で管理してくださいね。
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