一年を通して、割といつでも目にするしじみは栄養豊富なことで有名ですね。
特に夏バテ予防や二日酔いの翌朝に すすんで食べている人が多いのではないでしょうか。
しじみの砂抜きの方法とお味噌汁の作り方、冷凍保存の方法をご紹介します。
しじみの砂抜きは真水?塩水?
私たちがよく目にするヤマトシジミの住んでいるのは、淡水と海水が交わる場所。そんな場所の塩分は、真水(まみず)よりは濃く、海水よりも薄い状態です。
①最初に しじみの砂抜きのために 砂抜き用の塩水を作ります
しじみの砂抜きをするときには、大体1%ほどの塩水がいいと言われています。
水 100㏄ ⇒ 塩 1g(ひとつまみ)
水 200㏄ ⇒ 塩 2g( 小さじ3分の1)
水 500㏄ ⇒ 塩 5g(小さじ一杯弱)
*計量スプーン一杯(5㏄)で塩6gになります。
*「ひとつまみ」は、親指・人差し指・中指でつまんだ位の量です。
②次にしじみを水につけます
ザルにしじみを重ならないように並べて、そのザルよりも大き目のボールに入れてください。しじみから出た砂が、ザルの下に落ちて、もう一度しじみの中に入るのを防げます。
上で作った塩水を入れていきます。水の量が多すぎるとしじみが息ができなくなりますので、しじみの高さギリギリくらいの水を入れてください。
上に新聞紙などを置いて、暗い静かな場所に 3~4時間ほど置いておくと、砂出しが終了です。
③貝を水からあげて洗います
流水で貝をこすり合わせるようにして、よく洗って下さい。
こすり洗いをしているときに、口を閉じないしじみがあったら、つまんで口を閉じさせてみてください。生きている貝なら、びっくりして口を閉じますが、死んでいる貝は、ぴったりと口を閉じません。
死んだ貝は腐敗臭がしますので、味噌汁の臭いが悪くなります。必ず取り除いてください。
しじみの味噌汁の栄養は?
しじみの味噌汁のレシピ
しじみの料理の代表的なものと言えば、「しじみの味噌汁」ですね。
しじみの味がよく出ますので、「出し」は使わずに作ってみてください。
①鍋に水をしじみを入れて、ゆっくり温める
②ブクブクと白いアクが出てくるのですくい取る
③しじみの口が開いたら、火を止めて味噌を時入れる
④もう一度 火をつけて沸騰直前に火を止める
口を開かないものは、痛んでいるかもしれませんので食べないようにしてくださいね。
しじみの栄養
しじみは小さいので たくさんの栄養が取れないような気がしますが、実はものすごく多くの種類のビタミンやミネラルを含んでいます。
しじみに含まれる栄養の一部を紹介します。
鉄(不足すると貧血になる)
亜鉛(不足すると味覚障害などになる)
リン(骨や歯の形成を助ける)
銅(赤血球を作るのを助ける)
マンガン(骨の発育や代謝を助ける)
ビタミンB2(糖質やタンパク質の代謝に必要)
ビタミンB12(不足すると貧血や神経障害になる)
他にもビタミンB6・コハク酸・ナイアシン・タウリン・リジン・セリン・オルニチンなどなど…
しじみの味噌汁には、しじみのうまみ成分が溶け出しますので、お汁を飲むだけでしじみ本体を食べないという人もいます。
でも、ほとんどのしじみの栄養分は、しじみ本体に残ったままです。小さくて食べにくですが、しじみの身も頑張って食べてくださいね。
しじみの冷凍と解凍の方法
砂抜きして、よく洗ったしじみは、そのまま冷凍保存ができます。ジップロックに入れて、空気を抜いて冷凍保存しておくと、いつでもしじみのお味噌汁が作れます。
冷凍のしじみを使うときは、熱湯にしじみを入れてください。
しじみは、冷凍すると、うまみ成分が増しますので、生のしじみよりも美味しいお味噌汁ができます。
忙しいときのために しじみを冷凍室にストックしておくといいですね。
あさりの砂出しの方法は >>> こちら から
まとめ
しじみの味噌汁には、赤みそがよく合います。
お出しが美味しいので、お吸い物にしても美味しいですし、酒蒸ししたものを使ったしじみご飯もいいですね。
たくさんの栄養を含んでいるしじみ。定期的に食べて、健康に役立ててくださいね。
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