タケノコの冷凍保存の仕方。解凍方法と保存期間

初夏になるとタケノコの旬の季節です。大きなタケノコをいただいて鍋で茹でて夕食にいただいて。でもタケノコって絶対に食べきれませんよね。

冷凍保存したことがあるけど、スカスカになってしまったことないですか？

タケノコは冷凍に向かないと言われていますが、保存の方法をちょっと工夫すれば大丈夫です。保存も簡単だし、保存したものをお料理に使うのも簡単。たけのこご飯やお惣菜に手軽に利用できます。

今回はタケノコの冷凍や解凍の仕方と簡単なレシピを紹介します。

タケノコは冷凍保存が可能

一般にタケノコのように水分が多い野菜は冷凍保存に向きません。解凍をすると、タケノコの中の水分が溶け出してスカスカになって「ス」がはいってしまうからです。ですから、冷凍するときはできるだけ「ス」が入らない方法を取ってください。

タケノコの基本の冷凍方法

1．ゆでたタケノコを小さくスライスする

2．水気をよく取りフリーザーパックなどで冷凍する

◆大量の茹でた筍がある場合はこちらの方法がおすすめです
→水煮のタケノコがたくさんある場合の冷凍方法

一気に冷凍したほうが風味が損なわれないので、できるだけ平たくして冷凍してくださいね。金属製のトレーがあれば使ってください。

冷凍したタケノコを解凍するときはどうしたらいいでしょうか。①小さく刻んで保存する場合と②かたまりのまま保存をした場合に分けて説明しますね。

①小さく刻んで冷凍したタケノコ
小さくスライスしたタケノコは、冷凍のまま料理に使えます。使うときはタケノコご飯にしたり、味噌汁の具にしたりが使い勝手がいいのでおすすめです。チンジャオロースーなどの炒めものに使う時も、冷凍したものをそのまま炒めればいいので手軽ですね。

簡単たけのこレシピを紹介しますね。

■小さく刻んだ冷凍タケノコのレシピ

味噌汁の具に・・煮立っただし汁にタケノコを入れて味噌を溶く

たけのこご飯に・・白だしを米1合につき大さじ2杯ほど入れて水をメモリまで入れます。タケノコと刻んだアゲや人参を加えて炊きます。薄味のたけのこご飯ができます。お好みで、味醂と醤油を少し（大さじ半分～1）足しても美味しいです。

②かたまりで冷凍したタケノコ
タケノコを刻まずに冷凍したいという場合もあるかもしれませんね。その場合は「ス」が入らないように、煮汁も一緒に冷凍しておくと比較的おいしくいただくことができます。

■刻んでいないタケノコの冷凍の仕方

1．タケノコを好みの味に煮つける

2．タケノコをゆで汁ごとフリーザーパックに入れて空気を抜く。

3．完全に冷めてから冷凍する

煮汁と一緒に冷凍したタケノコは、煮物に使う場合は、自然解凍してからでもいいですし、そのままでも使えます。少し味付けしていますので、煮物の調味料は加減してくださいね。一回分ずつ小分けにしておくと料理に使うときに便利です。

◆筍を刻まずに冷凍したい時の方法を書いた画像つきの記事です
→味付けたけのこの冷凍方法と簡単アレンジレシピ

冷凍したタケノコがどのくらい保存できるのかが気になりますね。

家庭の冷蔵庫は、頻繁に開閉をしますので温度が一定していませんし、保存期間が長くなればなるほど風味も落ちてきます。一般的に家庭で冷凍したものは一か月をめどに食べるようにするといいと言われています。できるだけ風味が落ちない間に早目に食べるようにしてくださいね。

【旬の食材・行事食】
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毎年梅雨近くになると、主人の実家から大量のタケノコが送られてきます。朝採ったばかりのタケノコを、大鍋で茹でてたっぷりの塩をふって、あとは料理するだけの状態です。

他にも一緒にスナップエンドウや取れたての野菜。箱を開けると旬のものが顔を覗かせます。

義母がいなかったらきっと旬の食材をこんなに食べることもなかっただろうな、と感謝しながら今年もタケノコを大なべで料理します。