植木鉢やプランターで花を育てたりベランダで家庭菜園をしている方は多いと思います。でも ガーデニング用の培養土って使用後の始末が悩みの種ですよね。
今回はプランターの古い土の簡単なリサイクル方法をご紹介します。
ベランダでもできますので早めに準備して花や野菜の苗の季節に備えましょう。
プランターの土を再利用するには
暖かい風が吹き始めると そろそろ今年はどんな花を植えようか なんてネットや本を見たり園芸店をのぞいたりする人も多くなってくるのではないでしょうか。そして お花を植えるには まず土づくりから。でもプランターには去年の土が入ったまま…。古い土をリサイクルする方法はないかしらって思いませんか?
「プランターの土の消毒方法」をネット検索すると「火で焼く」とか「熱湯を使う」とか「土をふるいにかけて微塵を取り除く」「黒いビニール袋に入れて日光消毒」などがヒットすると思います。
日光消毒はそれほどでもありませんが「フライパンに入れて火にかける」は、さすがに大変ですよね。かと言って前年に使った土を全部捨てるのは処分するのが大変です。
なぜ わざわざ「そのほかの情報をプラス」したのかと言いますと
商品名がわからないと何を買ばいいのかわからないからです。
(NHKの番組だから仕方がないんですけど(*^_^*)
土の中の虫の話や資材についても補足説明しています。よろしければ参考にしてくださいね。
さて土の再生の方法ですが やり方は簡単。3ステップだけです。
②乾燥させる
③資材を混ぜる
趣味の園芸のテキストには 7年間この方法で使っているふかふかの土の写真が載せられていました。
プランターの古い土の再生 用意するものと手順
では 方法を詳しく説明していきますね。
・スコップ
・小さなバケツ 2個
バケツにはそれぞれ
・取り除いた根やゴミ
・鉢底ネットや鉢底石
を入れます。ビニール袋や受け皿などでも構いません。
プランターに生えている草を取り除きます
2.苔や藻を取る
土の表面に緑色の藻や苔があったら、土ごと1センチほど取り除きます。藻や苔は再生力が高いので土を多めに取って廃棄してください。
3.新聞紙の上に土を広げる
風通しの良い場所に新聞紙を広げプランターの土を薄く広げてください
4.鉢底網や鉢底石をのぞく
鉢底網や鉢底石をバケツに取り分けます。
※鉢底石はネットに入れておくと土の入れ替えをするときに手間が省けて楽です。プランターの場合は石を入れたネットを3~4個ほど使うといいと思います。
5.根やゴミを取り除く
細かい根やゴミを取り除いてください。
※カチカチに固まった植木鉢をひっくり返すと、丸まって寝ている白っぽい幼虫を見つるけることがあります。これはコガネムシなどの幼虫です。「成虫に育つかも♪」なんて思って土の中に戻さないでくださいね。そのままにしておくと根や葉を食べてしまいますのでゴミと一緒に処分してください。
時々上下を返したりしてまんべんなく乾燥させてください。
鉢底石も乾燥させておいてください。
※土を乾燥させてもあまり消毒にはなりません。でも 土をサラサラの状態にすると石灰や肥料をまんべんなく混ぜることができるので 固くなった土がふかふかに復活するということです。土の塊が残らないように土を崩しながらサラサラにしてくださいね。
プランターの古い土の再生 土に混ぜるもの
土が十分に乾いたら再生資材を入れてプランターに土を戻します。
・腐葉土
・石灰 一握り
・緩効性粒状肥料 二握り
・ビニールシート
「土をふるいにかけてみじんを除く」ことはしなくて大丈夫です
2.資材をその上に置いていく
配合割合は プランターの土:腐葉土:赤玉=5:3:2になります。
3.均一になるように混ぜる
土の粒がつぶれないように やさしく混ぜてください
4.完成です
プランターに土を戻して お花を植えましょう
資材の説明をしておきますね。
腐葉土:庭の草や葉っぱを積んでおくと黒いふかふかの土になります。この土を腐葉土と言います。お店で売られている腐葉土は 葉っぱの形が残っていることがありますが気にしなくても大丈夫です。でもあまり安く販売されているものは状態が良くないことがあります。「普通の価格」の物を買うことをおすすめします。
有機石灰:土の中和に。牡蠣などの貝殻や卵の殻などから作られています。
多くの植物は強い酸性の土を嫌います(酸性の土が好きな植物もあります※)。なので酸性に傾いた土を中和して植物を植えます。消石灰と違い 土に撒いた後すぐに苗を植えることができます。アルカリに傾きすぎても植物は育ちませんので、家庭で使う中和剤を選ぶときには効き目が穏やかな有機石灰がおすすめです。有機石灰はカルシウムなどの微量要素の補給を補給する働きもあります。「有機石灰」「天然石灰」などの名前で販売されています。
緩効性粒状肥料:元肥として土に混ぜ込んで使います。プランターにはマグアンプKの中粒がおすすめです。プランターひとつにつき50グラムが目安です>>元肥に関する記事はこちらから
有機石灰の種類を見てみたい方はこちらから(楽天にジャンプします)
→【楽天市場】有機石灰
※酸性が好きな植物には、サツキやツツジ、ブルーベリーや クリスマスの寄せ植えなどに使われるエリカやカルーナ、ハッピーベリー(ペルネッチア)などがあります。
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→→庭仕事の記事一覧
プランターの古い土はリサイクルできる
NHKの趣味の園芸を見ていて「いいな」と思ったので 記事にしてみました。でも 実は 私自身こういうことはしたことがないんです。
プランターや植木鉢の植え替えをするときの古い土は花壇に撒く。そして庭にはコンポストがあるので、入れ替えには十分に発酵したコンポストの土を使う。という感じなんです。
でも今回ご紹介した方法なら2階のベランダから重い鉢植えを庭に運ばなくてもいいかもって思いました。大き目のビニールシートを敷いたらベランダが汚れることもないですよね。もう少し暖かくなったらチャレンジしてみようと思っています。
今回はプランターの古い土の簡単な再生方法のご紹介でした。
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