「寄せ植えってなんだか難しそう・・・」
と思っている人がいるようです。
私の友人にも
「私が育てると花が枯れるのよっ!!!」と
「自分と花の相性が合わないこと」を力説する人がいます。
でも、ポイントを押さえれば意外と簡単。
まずは玄関の鉢植えから挑戦してみませんか?
この春 寄せ植えを始める園芸初心者さんのために、
土や鉢の選び方をできるだけシンプルで簡単にまとめてみました。
道具や肥料についても画像つきで紹介しています。
参考にしていただけると嬉しいです。
ガーデニング初心者の寄せ植え 土の選び方
お花を植える時には、「土」が必要ですね。でも雑誌やテレビでは、まず土の作り方から説明している場合があります。「赤玉●割、腐葉土●割、バーミキュライト●割に山砂を…」なんて言われたら 頭が「?」と思考停止する危険があります。
初心者さんは、何も考えずに「培養土」一択にしてください。
培養土とはあらかじめ業者さんが植物が生長しやすいように赤玉・腐葉土・堆肥・軽石・パーライトなどを混ぜている土のことを言います。「花野菜用」「プランター用」などの用途で販売されているものを購入してください。
【良い培養土とは】
植物の育ち方は「土次第」です。だから農家の方は「土つくり」に一生懸命になるんです。「ザ!鉄腕!DASH!!」の方たちだって、まず畑の土を触ってウンチクをされるわけです。
なので、お花を大きくキレイに育てるために「良い培養土」を使ってください。
どんな培養土が良いのかというと・・・
「袋に電話番号が書いてあるヤツ!」
しかも
「0120で始まる電話番号ならなお良い!!」
と、これは私が園芸を教わった先生の受け売りなんですが。要するに連絡先の記載があるということは、「商品にプライドと自信を持っている証拠」なんだそうです。
今さら聞けない「培養土」と「腐葉土」の違いって何?
寄せ植えの鉢で初心者におすすめは?
テラコッタという少し赤味がかった素焼きの鉢がおすすめです
プラスチックの鉢や塗鉢(ぬりばち:鉢の表面に釉薬をかけています)は通気性が悪く根が傷みやすいしとか、模様のついたプランタや個性的なデザインのプランタは植物との相性が、とか。
・・・いえ。ホントはどんな植木鉢でもプランターでもいいんです。
けど どれにしたらいいのかな?と思っているならテラコッタが一番無難だと思います。テラコッタなら植物を育てやすい上に、どんな植物を入れても それなりにサマになります。
テラコッタ鉢の種類や値段の参考にどうぞ
>>【楽天市場】テラコッタ鉢
大きさは一番上の部分の外径が30センチくらいのものが扱いやすいです。
深鉢でも平鉢でも構いませんが、基本的に
・高さのある植物や球根はまっすぐに根を伸ばしますので深めの鉢
・低い花をこんもりと植えるなら平鉢
が良いのではないかと思います。けど、そんなにゲンミツに守らなくて大丈夫です。好みのデザインのものを購入してください。
ガーデニングのシーズンになると、各園芸店の広告が入ります。良い商品がオトクな価格で販売されたりしますので、ぜひチェックしてみてください。
◆クリスマスからお正月にかけて楽しめる寄せ植えの作り方はこちらから
クリスマスとお正月の玄関の寄せ植えの作り方とチューリップのダブルデッカー
◆チューリップを豪華に咲かせてみませんか
チューリップの球根を植える時期と植え方。上下の見分け方。
【外径30センチの植木鉢をおすすめする理由】
お花を買うときについているお花の説明書には「10号鉢で3株」などのように書かれているものがあります。10号鉢とは外径30センチの鉢のことです。この大きさの鉢が基準になることが多いので、目安にしやすいです。
また、玄関に置く寄せ植え鉢の場合、小さい鉢よりも10号くらいの大きさの鉢の方が豪華に見えます。
寄せ植えの道具
土と鉢以外の「あったら便利なもの」をご紹介しますね。→→実際の植え方はこちらから
元肥
「元肥」は「もとごえ」または「もとひ」と読みます。
あらかじめ土の中に混ぜ込んでおくもので、ゆっくりと溶けて ゆっくりと効きます。「マグアンプk」「マイガーデン元肥用」「土壌改良できる化成元肥」「花ごころ土に混ぜて使う基本元肥」などがあります。よく使われるマグアンプKとマイガーデン元肥用について説明しておきます。
マグアンプKの使い方
マグアンプKとは、米HYPONeX社の緩効性肥料です。安全性が高く根に触れても根が傷むことがありません。与えすぎても大丈夫なので初心者さんにおすすめです。
寄せ植えには中粒タイプのものを土に混ぜ込んで使います。庭や花壇には大粒タイプ、追肥として使う場合は小粒タイプのものを使ってください。
マイガーデン元肥用の使い方
地面にばらまいても、土に混ぜ込んでも効き目があります。土に活力を与える成分も配合されています。
【元肥を入れ忘れたら】
元肥の準備を忘れた、うっかり元肥を入れ忘れた・・・どうしよう!?
「植物をもう一度出して元肥を混ぜ込んだ方がいいの?」
お花の中には植え替えをすると根が傷んでダメになってしまうものがあります。一度植えたお花はできるだけ動かさないようにしてください。元気な苗なら元肥がなくてもたいてい元気に育っていきます。それほど気にしなくても大丈夫です。
それぞれの植物に合った環境を整えてあげて、お花がたくさん咲く時期には、一週間に一回程度液肥をあげてくださいね。
また、最初から元肥を入れて売られている培養土もあります
害虫防除薬
虫嫌いの人や、できるだけスプレー式の殺虫剤を使用したくない人は、あらかじめ防除薬を使用しておくと虫が発生しにくくなります。
園芸店やホームセンターでオルトラン粒剤を買ってきて土に撒いておきましょう。植物は 根と葉の両方から効き目を吸収して、植物そのものが「殺虫効果」をもつようになります(浸透移行性と言います)
【オルトラン粒剤の使い方】
オルトラン粒剤は、アブラムシ・コナガ・ヨトウムシ・アオムシなどに効果があります。
使うときは、下のどの方法でも構いません。。
・寄せ植えをするときに元肥と一緒に混ぜ込んでおく
・寄せ植え後に植物の根元にパラパラと撒いておく
・アブラムシなど見つけたらすぐに根元に撒く
・葉っぱに直接撒く(芝生など)
注意!野菜に使う場合は必ず説明書の指示に従ってください
鉢底網
100均でも売られています。台所ゴミ用のネットでも代用できます。
鉢底石
一般的には、軽石やボラ土(日向土、日向ボラとも言います)を使います。植木鉢の一番下に数センチほど入れて水はけを良くします。発砲スチロールなどでも代用できますし、水はけのいい土の場合や、浅鉢の場合は使わなくても大丈夫です。台所用のネットに入れておくと次回の植え替えの時に、土と石をより分ける作業が楽に簡単になります。
はさみ
肥料や土の袋を開けたり、ロープを切ったり。意外と出番が多いです。庭仕事用のものをひとつ用意しておいた方がいいと思います。
スコップ
一つあれば十分です。家にない場合は購入してくださいね。
じょうろ
ジョロ(如露)、ジョウロ(如雨露)、ジョーロ。いろんな呼び名があります。
小さな種や苗、植え替えたばかりの植物には、水流をやさしく やわらかくするために蓮口(はすぐち)をつけて使うようにしてくださいね。
蓮口とは、ジョロの先端部分に取り付けるものでシャワーのような優しい水をだすことができるので小さな苗や繊細な鉢物に使用します。
ジョロの先だけが欲しい場合は
ホームセンターなどのジョロ売り場で蓮口を売っています。
土入れ
あったほうが便利ですが、なくてもいいです。写真はジョロの蓮口と土入れです。私の土入れはプラスチックですが、普通はステンレス製のものが多いと思います。
軍手・帽子・タオルなど
必要に応じて使ってくださいね。
寄せ植え・庭・芝生・雑草などの記事をまとめています
→→庭仕事の記事一覧
まとめ
寄せ植えに使うアイテムをまとめてみました。はっきり言って、鉢と土とお花さえあれば、寄せ植えはできます。
でも 段々とこだわりの道具を揃えたくなる人もいるようです。楽しみながら揃えていくのもいいかもしれませんね。
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