「雑誌やテレビで紹介されたりネットで画像検索する寄せ植えっておしゃれで素敵」
「でも もっとビギナーにもわかりやすくて作りやすい方法知りたいんだけど」
って思いませんか?
昨年の終わりから今年の春にかけて 玄関先に置くシンプルな寄せ植えを
いくつか作ってみましたので紹介したいと思います。
寄せ植えが苦手と感じる理由は?
寄せ植えが苦手、難しい、何を買ったらいいのかわからないと感じませんか?もし感じるなら それものすごく当たり前のことなんです。
実は今 ものすごいガーデニングブームで もともとあった品種に加えて メーカーさんが毎年発表する「新作」がわんさかと店頭に並んでいます。だから どんなに予備知識を持っいても、お店に行くと何を選べばいいのかわからなくなってしまうんです。
なので、今回のおすすめの組み合わせは お花がひとつだけ。初心者さんでもとても簡単にできて育てやすい寄せ植えの作り方です。さっそく作り方を紹介しますね。
簡単シンプル。赤い葉のドラセナを使った寄せ植え
ボルドーのドラセナ。この赤い葉のドラセナ、よく見かけますよね。ドラセナ・コルディリネ・オーストラリスレッドスターと言います。割と耐寒性があるので暖地では庭植えもできます。
手入れは簡単だし
見栄えもいいし
メインにするならイチオシの葉物です
この銅葉のドラセナを使った鉢植えを時間を追って紹介しますね。
⇒寄せ植えに使っている花の紹介は一番下です
2016年夏の写真です。左側の鉢になります。切れてます。すいません。
カリフォルニアローズ・フィエスタ(バラっぽいピンクの花)などと一緒に寄せ植えにしています。
カリフォルニアローズ・フィエスタの花が終わったので 花を抜いて、秋にパンジーを植えました。
パンジーは年末から春まで長い間咲いてくれます。ドラセナも少し大きくなりました。
パンジーの花が終わったので、しばらくそのまま放置。
でも 実は ここに「赤ちゃんひまわり」の種を蒔いてます(*^_^*)。
なので ヒマワリが咲くと…
うーん。
うちは田舎なので虫が多いんです。
赤ちゃんひまわりの葉っぱ かなり食べられていますね。
赤ちゃんひまわりと一緒に植えているのはオレガノケントビューティーです。丈夫で育てやすいハーブで、植えっぱなしで翌年もさきますので、この植木鉢は、このままで来年も楽しめます。
それともう一種類。イヌタデ(アカマンマ)という「雑草」を植えています。秋になると赤い実をつけますのできれいです…あ、キレイかどうかは個人の趣味です。管理人はこの雑草が好きなんです。
年末年始に重宝するコニファーとヒューケラの寄せ植え
コニファーとヒューケラの組み合わせもスッキリとしています。
コニファーの代表と言えばゴールドクレスト。 とんがり帽子というか円錐の形をした「ザ!クリスマスツリー」な樹を思い浮かべますが、アレ 結構枯れるんです。日本の気候に合わないので、鉢植えでも庭植えでもいずれ枯れてしまうんです。たまに庭植えで そこそこの大きさのゴールドクレストを見かけるとビックリします。
なので、ちょっと葉っぱが平たい系のコニファーを植えてみました。これだけだと ちょっとインパクトがないので もうひとつ追加。ヒューケラを選んでみました。ヒューケラは色や葉の形が豊富なのでお花に合わせて選んでくださいね。コチラでは小さ目のスミレを使っています⇒寄せ植えに使っている花の紹介は一番下です
鉢とグリーンが決まってますので、後はお好きなお花の苗を一株プラスするだけ。どちらも横に広がるお花がおすすめです。
年末に植えるならパンジー。値段の高いものが株の張りが良くお花もたくさん咲きます。
春に植えるならサフィニアやカリブラコア、ミリオンベルなどがおすすめです。
こちらの鉢はパンジーのあとに日日草「フェアリースター」を植えました。
写真は2017年8月に撮りました。
日日草は猛暑でも元気なのでおすすめです。
この寄せ植えのいいところは 年末年始の玄関先に使えるというところです。
クリスマスシーズンになったら コニファーをクリスマスっぽく飾って。根元にはお好きな花を植えてください。
お正月になったら 小さな葉牡丹をプラスしてみてください。「和」の感じが出ると思います。
寄せ植えをシンプルに見せるコツ
「ごちゃごちゃしてしまう」のを防ぐ簡単なコツは「色を使いすぎない」ことです。メインの色でまとめるか、アクセントを一色だけプラス、くらいがおすすめです。
白をテーマにした花壇です。アクセントにブルーのパンジーを入れています。
寄せ植えがごちゃごちゃするのを防ぐには
それでも「どうしても寄せ植えがごちゃごちゃしてしまう」という場合の もう一つの解決方法は「寄せない」になります。
いやいや 寄せ植えのやり方を聞いてるのに 何言ってんのこの人・・・なんて思われそうですが。
例えば こんな感じ。
黄色い花を鉢に植えてみました。そのまま まとめて玄関先に飾ってもいいし。アプローチや階段に並べても面白いと思います。⇒花の紹介は一番下です
並べるときのコツは「手前に大きい鉢、遠くになるほど小さい鉢」で。遠近感が出て、なんとなくお庭が広く見えます。
他にも 同じ花を色違いとか、パステルカラーでまとめるとか、ブルーや紫の花でまとめるとか、ビタミンカラーにしてみるとか。なんでもいいので「何かを揃える」ようにして並べると、寄せ植え以上に華やかになります。
使ったお花の紹介
パンジーとビオラ
パンジーとビオラの違いは花の大きさ。花の直径が5㎝以上なら「パンジー」5㎝以上なら「ビオラ」になります。でも最近はもともとパンジーだったものを小型に品種改良したりするのでパンジーとビオラの区別がつけにくくなっています。
ドラセナとの寄せ植えや花壇に使っているのはフマキラーの「ボニータ」です。花の直径が12㎝~18㎝。世界最大級の大きさです(2017年4月現在)
コニファーとヒューケラの寄せ植えに使っているのはサントリーフラワーズの「ミルフル」です。フリル咲きで 花の直径が3㎝から5㎝というとても小さな花です。
大きさを比較するとこんな感じです。
パンジーはカラーバリエーションも豊富なので お庭の雰囲気で選びやすいのも魅力ですね。パンジーの花は11月ごろからの苗を植え付けて翌年の春まで楽しめます。
キクの仲間
鉢に植えている黄色い花は全部サントリーフラワーズが販売しているキク科の花です。
Kirara
(キララ)
とても丈夫なお花です。日光にあたるとお花がキラキラします。販売時期3月上旬~4月中旬。開花時期3~6月と9~11月。
マックスマム
大輪で大きな株に育ちます。こんもりとまとまり成長も早いです。販売時期3月上旬~4月中旬。開花時期4月~6月
ビーダンス
お花がものすごくたくさんつきます。はちみつのような香りがします。販売時期3月上旬~4月下旬。開花時期3月~6月と9月~11月。
ボンザ マーガレット
ふんわりとした花が、こんもりとまとまります。花色も豊富です。販売時期2月中旬〜4月中旬。開花時期3月~6月/10月~12月
終わりに
実は 我が家のお隣さん。ずっと畑を借りて野菜を育てていたんですが、ご主人が入院することなり、奥様ひとりでは大変だということで畑での野菜作りをやめることにしたそうです。
それで、奥様が 「これからは花を植えることにする!」と言い始めて、様々な花を植えようとするんですが、どうも自分的に納得できないというか・・・元気な花は咲くんですよ。借りていた畑もですが、お庭でも野菜作ってたものですから。お花育てるの 私よりずっとうまいんです。お庭の土も とってもいい土なんです。
でも・・・なんとなく納得できないみたいで。それで 今度は寄せ植えをするから簡単な方法を知りたいと。おっしゃるわけです。
うん。でも 隣の奥様 私の言うこと聞いてくれないから。うん。今日もお花の横に野菜植えたり、うちのクリーピングタイム持っていったり・・・。垣根越しに「彼岸花あげようか?」とか聞いてくるし。彼岸花ですか?いや うちはいいです。「ニラ植えとかん?」ニラもいいです。
お花。いいですね。心が癒されます(*^_^*)
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