花時期が長く性質が強いペチュニアは ハンギングにもよく使われます。
もちろん ペチュニアだけでも豪華で華やかなハンギングになりますが 寄せ植えにすると さらに素敵です。
今回は 初心者さんにもおすすめのペチュニアを使った寄せ植えハンギングの作り方を紹介します。
初心者さんにも簡単なペチュニアだけのハンギングバスケット
最初は初心者さんにおすすめのペチュニアだけを使った寄せ植えのやり方です。
●こんもりタイプのペチュニアを色違いで2株~3株用意します。ハンギング鉢の中央に寄せるようにペチュニアを植えてください。二つのペチュニアの色が混ざってキレイに仕上がります(左)
●横に広がるタイプのペチュニアで作ると大きくしなだれますので、それも素敵です(右)
お安いペチュニアでハンギングをすると「残念な仕上がり」になりますので、ぜひ ちょっと高いペチュニア(300円~)を使ってください
個人的にはサントリーフラワーズのサフィニアアートとか、サフィニアフリルとか(←サントリーフラワーズが好きな管理人)で豪華なハンギングが簡単ではないかと思いますが、最近サフィニアブリエッタもお気に入りです。小花なんですが 大きな株に育ちます。30cmのハンギングボールなら一株で大丈夫。とってもオトクです。
なぜかというとお花は種類によって 日差しの強さや水遣りの仕方が違うから。
また この記事の一番下で紹介しているようなスリットバスケットの場合は、土の乾き方が鉢の上と下で違います。なので水遣りの仕方の難易度も高くなってしまいます。
でも 上のようなハンギングだと 同じペチュニアだし、水遣りもそんなに難しくありません。
※ペチュニアの株の数はラベルを見てくださいね。
「○号鉢に○株植えてください」という風に書いています。
ペチュニアのハンギングの手入れの仕方
ペチュニアは葉っぱがよく茂りますので 切り戻さないと 内側の葉っぱが傷んでしまいます。またお花の時期は肥料も必要です。ペチュニアを使ったハンギングの手入れの仕方は下のような感じになります。
・ペチュニアはナス科です。ナス科の植物は連作障害(育ち方が悪くなること)をおこしますので、土は新しいものを使って植えてください
・蒸れに弱いので梅雨前に半分くらいに葉をカットします。
鉢の外径に沿って丸くドーム状にするように切ってくださいね。切りすぎると光合成ができなくなって株が弱ってしまいますので 枝の半分くらいを落として風通しを良くするイメージで剪定してください。
・湿気や蒸れに弱いので できたら梅雨の時期は雨に濡れない場所に移動させてください
・花が咲いている時期は1週間に一度薄めた液肥をあげてください。
・夏の暑い時期にはお花がお休みしますが 枯れているわけではなく 秋になるとまた花が咲きはじめます。この時期 液肥はお休みしますが、水はきちんとあげてくださいね。
・ハンギングにすると 普通の鉢植えよりも乾きやすくなります。特に夏場は要注意です。水遣りは朝と夕方一日2回するようにしてください。
ペチュニアメインの寄せ植えで作るハンギング
コンテナの寄せ植えのように作るハンギングも割と簡単です。
最初は小さ目のハンギングポットがおすすめです。
ハンギングポットってどんなの?という人はこちらをどうぞ
⇒【楽天市場】ハンギングポット
ニュアンスをそろえたり、逆にインパクトのある葉物を使ったり、育てていくうちに鉢の表情が変わるのが楽しいです。
どんなお花と組み合わせたらいいの?ということについてですが。
・ペチュニアの花時期が5月~11月くらいまでで とても長いです。
なので その間一緒に咲いていてくれる花がいいですよね。
・ペチュニアは夏の間少しお花の数が減ります。
なのでペチュニアの花が減る時期にも元気にお花を咲かせて
くれるような種類だとハンギングが寂しくなりません。
・カラーリーフも何株か混ぜてください。
花の少ない時期でもオシャレに見えます。
おすすめの組み合わせ
ワイヤープランツは ドンドンの枝が伸びていきますので、ペチュニアにからめたり、垂らしたり、とそれだけでペチュニアのハンギングに表情が出ます。シンプルだけど大人っぽい寄せ植えになります。
割とテッパンな組み合わせですが、とてもおすすめです。ヒューケラを使ってると「寄せ植え感」が一段とアップするんですよね。(寄せ植え感って何?というツッコミななしでお願いします)ヒューケラは色が豊富なのでペチュニアに合わせて選んでください。アイビーがあるとボリュームがアップ。
下に垂らしてもイイですよね。
アイビーの代わりはリシマキアやハツユキカズラでもOKです。
ミスカンサスやコルジリネなどがおすすめです。
季節の花は丈夫なマリーゴールド・バーベナ・バコパ・ガザニア・アゲラタム・マツバボタンなど。鉢の大きさに余裕があるならカリブラコアもおすすめです。観賞用の唐辛子などもアクセントになって面白いです。
花の高さと植える位置に注意してくださいね。
オレガノケントビューティー
斑入りタイム
ローズマリー
ゼラニウムなどと合わせると香りも楽しめる寄せ植えハンギングができます。ローズマリーやゼラニウムは背面に、斑入りタイムは垂らすように植えます。オレガノケントビューティーは横に広がりますので、ペチュニアとのバランスを考えて植えてください。ハーブ類もペチュニアと同じで湿気に弱いので 茂りすぎていたら梅雨前に軽く刈り込んでくださいね。
スリットバスケットを使ったペチュニアハンギング
スリットバスケットを使ったハンギングって目をひきますよね。
横に広がるペチュニアをメインにして
AとBの場所を他のお花や葉物で埋めたり
ペチュニアだけを使って丸いボールのように仕立てたり
さらに
カラーリーフを加えても素敵です。
ヘデラやリシマキアなどとペチュニアを絡ませたり
下に垂れるように仕立てることもできます。
スリットハンギングの植え付け方
・最初に どこにどの花を植えるかをきちんと決めておきます
・スリットバスケットにスポンジをセットします。
・鉢底石を入れます
・培養土を少し入れます
・下の方に植える苗をスリットから入れます
・苗を置いたら培養土を入れて また苗という風に植えていきます
・植え終わったら 一番上の土の部分に水苔を置きます
※スリットにお花を入れるときは苗が傷みやすいので、普通の寄せ植えよりも慎重にしてください。また一度植えた苗は動かさないようにするためにも 最初に植える場所はしっかりと決めておいてください。
※水苔を置くのは乾燥防止のためです。ハンギングは普通の鉢植えよりも乾燥しやすいです。夏場に乾燥しすぎるとペチュニアは元気が無くなります。特に夏場の水遣りには気を付けて下さいね。
私が園芸を習った先生は「寄せ植えやハンギングをするときは必ずお花が育つスペースをとるように」と言っていました。
でも、最近ネットで見ると結構ぎっちりと植えてハンギングを作っているものを見かけます。
どっちがいいのかは やってみて決めてくださいね。
私は今でも 植物と植物の間には ちょっと余裕をとるようにしています。
春植えの苗ってあっと言う間に大きくなりますので、隙間があってもすぐにお花が隠してくれます。
ペチュニアとの寄せ植えにおすすめのお花や葉物については次の記事で詳しく紹介しています
⇒寄せ植えやハンギングにおすすめ 春から秋まで楽しめる花や葉物を紹介
まとめ
ペチュニアのタイプ別のハンギングの作り方についてまとめました。「コンパクトにまとまるタイプ」「横に広がるタイプ」「縦に伸びるタイプ」のペチュニアの品種の紹介はこちらになります。
またNHKの「趣味の園芸」で紹介されていた 立体的な寄せ植えの仕方をこちらで紹介しています。
よろしかったら 合わせてごらんになってください。
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