培養土と腐葉土の違いと使い方。花を育てる時の選び方

培養土の使い方
お花を育てる時にまず用意するのが土ですね。園芸店に行くと 色々な土や植え込み資材が販売されています。

でもよく似た名前や使い方がわからないものもありますよね。

コンテナや花壇に花を植える時の土の選び方や使い方についてまとめました。

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培養土と腐葉土の違い

例えば お花を植えたいと思って園芸店で土を選ぶとします。

その時にひときわ目につく「土」と言えば「培養土」と「腐葉土」ではないでしょうか。

そこで まず「培養土」と「腐葉土」の違いについてお話しますね。

培養土とは
培養土はすでに完成している植え付け用の土。

スパゲティミートソースに例えると
「すでに出来上がっているミートソース」のようなもの。

そこにパスタ(花)があれば すぐに料理(植え付け)が終わります。

腐葉土とは
腐葉土とは葉っぱを発酵(腐らせた)土のこと。

腐葉土を混ぜると
土がふかふかとして水持ちが良くなります。

例えば培養土を作るときは、赤玉土を基にして
色々な資材を混ぜていきます。

赤玉土と腐葉土、軽石・砂・バーミキュライト・
パーライトなどを混ぜて それぞれの植物に
合った土に調整します。

ミートソースに例えると
赤玉土がひき肉で
腐葉土はひき肉をよりおいしく食べるための
「みじん切りの玉ねぎ」のようなものです。

ひき肉(赤玉土)と玉ねぎ(腐葉土)と小麦粉、ケチャップ、塩コショウなどで料理してミートソース(培養土)が出来上がるわけです

腐葉土と培養土の使い方

腐葉土と培養土の違いは上に書いたとおりです。

使い方としては

培養土
鉢やコンテナに お花を植えるときには培養土を使って
花の苗を植え付けます。

腐葉土
花壇にお花を植える時は 腐葉土や堆肥を入れてよく耕すと
土が柔らかくなります。

※堆肥とは鶏糞や牛糞、残飯、草などの有機質を腐らせて作る肥料のことです

その他にも下のような使い方もできます。

⇒腐葉土はプランターの土の再生に
培養土を使ってお花を植えた鉢の土は
花が終わる頃にはコチコチになっています。
そこで腐葉土などを混ぜるとまた翌年使うことができます

>>プランターの古い土の簡単な再生方法
 

⇒培養土は庭や花壇に木を植えるときに
あまり土質がよくない場所に樹木を植える場合は
穴を掘って 質のいい培養土を入れます。
そこに木を植えると根が伸びやすいです。
木は最初の根の張りがいいと その後は
自力でしっかりと根を伸ばしていきます。

花を育てる土の選び方

土を選ぶ時に注意することとして

お花は もともと育ってきた場所が一番好きです。
だから お花によって 選ぶ土も変わってきます。

例えば さつきは酸性の土が好きなので
酸性の鹿沼土に植え付けます。

病気と害虫に弱く栄養を欲しがるバラの土は
良質の堆肥をたっぷりと混ぜ込んで作ります。

加湿に弱い多肉植物の土を作るときには
軽石や川砂を多めに使います。

一般的なお花や野菜を植え付ける場合は
適度に水持ちがよく、水はけもよい土がいいので
赤玉土と腐葉土・軽石・鹿沼土・バーミキュライト・ピートモスなどを混ぜて土を作ります。

「培養土」「花と野菜の土」などの土には、最初から
赤玉・腐葉土その他の資材がブレンドされていますので
簡単に 寄せ植えなどを楽しむことができます。

大安売りされている培養土もありますが

価格の差によって品質が違いますので
お花をたくさん咲かせたい場合は
いい培養土を使うようにしてください

>>寄せ植えに最適!鉢と土と道具の選び方

人気の培養土、おすすめの培養土は?

人気の培養土とそれぞれの特徴を紹介します。

アイリスオーヤマ 培養土 花・野菜の培養土 ゴールデン粒状培養土 配合

・元肥入り
・鉢底石不要
・追肥必要

アマゾンでベストセラー1位の「アイリスオーヤマ 培養土 花・野菜の培養土 ゴールデン粒状培養土 配合 25L」。大容量でコスパの良い商品です。重い土を自宅まで運んでくれるのって助かりますよね。

元肥が入っていますので植え付け直後は肥料は不要ですが、ひと月後くらいからは液肥など与えるようにしてください。

購入者レビュー
「いつも使っています」
「定番です」
「野菜が良く育ちます」
「手ごろな価格です」
「量がたっぷりなので重宝しています」
「花壇の土に。チューリップがとてもキレイに咲きました」
「何にでも使えて便利です」

※堆肥を使っている商品はカビやコバエが発生する事がありますが、植物には影響はありません

自然応用科学 花と野菜の土 W効果

「自然応用科学」。なんとなく不思議なメーカー名ですが、もともとは明治から続く肥料の卸売会社です。現在はゴルフ場関連、都市緑化、学校緑化、屋上緑化、グリーンカーテンの推進に取り組み、培養土や土壌改良剤も販売しています。

花と野菜の土 W効果の特徴は
・良質バーク堆肥を主原料
・長く効く(約100日間)肥料+即効性肥料の元肥入り
・天然有機リンサン肥料 マリングアノ入り

即効性の元肥とゆっくり効く肥料が入っているので、ほぼ3か月ほど肥料はやらなくて大丈夫。またリン酸肥料が入っていますので 花や実のつきがよくなります。

お値段は高めですが、満足度の高い培養土です

購入者レビュー
「超ベテランの義理の母がとっても良い土だと感心していました」
「繊維質が多めでフカフカの土です」
「土のいいにおいがします」
「水はけもよいのに、乾きにくい、適度に空気を含むため追肥してもカビが生えにくいです」

アイリスオーヤマ 培養土 ゴールデン粒状培養土

室内の観葉植物やベランダでのガーデニングには粒状タイプがおすすめです。
・土が粒状になっているので鉢底石がいらない
・通気性が良い
・保水性と排水性が良い
・一粒一粒に有機物を配合しているので偏りがない
・一ケ月は追肥不要
・加熱処理をしているので種まき用の土としても使用できる

土が粒になっているので、手が汚れない、土が飛び散らない。加熱処理済なので雑草が生えにくくベランダ菜園をする人にも人気です。
一ケ月過ぎたら液肥などを与えるようにしてくださいね。

購入者レビュー
「粒なので、飛散も少なく植え替えがとても楽です」
「ペレット状なので見た目がイマイチです」
「ベランダのパンジーが大きく育ちました」
「家の観葉植物の植え替え用としていつも使っています」
「ベランダでトマトを育てています。ベランダが汚れないので助かります」

粒状(ペレット)にしているので「見た目がイマイチ」とか「土がかわいくない」とかの感想がチラホラ。まあ、ちょっと見た感じが ハムスターの餌みたいとか、流せるタイプの猫砂みたいとか、ぶっちゃけウサギの●●みたいとか。そんな感じです。気になる人は 水苔などを上に置いてみるといいかもしれません。

培養土 金の土

「放射能測定済み 究極の有機培養土 金の土」は楽天での総合評価が4.82、レビュー数が1500以上の人気の培養土です。

「検査は県の機関にておこなっており、安心・安全を確認した上でお届けしています」となっています。放射性セシウム濃度の検査にとことんこだわった培養土です。

・ふかふかの柔らかい土
・発芽率が高い
・植物の成長が早い
・臭いがないので室内でも使える

竹炭・木炭・バットグアノ・天然カキ殻ミネラルを配合。天然素材だけで作られた環境にやさしい土です。

購入者レビュー
「ふかふかの土です」
「保水性がよく夏場の野菜も元気に育ちました」
「実際に放射能測定器で計測してみたら確かに安全なものでした」
「他の土に比べ発芽も成長も早いです」
「園芸歴40年以上の家族が こんなに良い土がこの値段?」とビックリしていました」

その他のレビューはこちらから
「金の土」レビューページ

【関連記事】
ものすごく簡単な寄せ植えのやり方です
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まとめ

なんというか。園芸関連のレビューって読んでて突っ込みたくなるものも多々あるんです。

例えば「●●を植え替えたら枯れました」とか書いて☆ひとつにしてるのかあって、日付を見たら3月。うん。その花3月に植え替えたら枯れると思う…とつい心の中でつぶやいてしまいます。土の問題ではなくて、ですね。

あと「コバエがわきました」「カビが生えてました」「ニオイがあります」。堆肥を使っていれば普通のことです。そこは ☆の数を減らすところではないですよね。土の中では微生物が生きています。植物も虫も生きているんですから。

とはいえ 今すぐ植え替えをしたい人も 虫が嫌いな人もいますよね。臭いが気になる環境でお花を楽しみたい人もいると思います。

各培養土の袋には特徴が書かれています。表だけではなく裏側にも細かい注意がありますので、よく読んで購入するようにしてください。「ネットで買うから袋の裏まで見れない」なんてことはないです。アマゾンさんの購入ページなら袋の裏側も拡大で見れますので 書いていることも読めます。ぜひ目を通してみてくださいね。
 

また育てたい花が 普通の培養土でいいかどうかは、お花のラベルを見るとわかります。

「植え付けは培養土で、10号鉢に3株を植え付けます」とか「植え替えは花後にしてください。一回り大きな鉢に市販の培養土を使って植え付けます。」みたいな感じで書かれていたら、普通の培養土でOKです。

寄せ植えの簡単な作り方
鉢と土と道具の選び方

などの記事もありますのでよろしかったらご覧ください。

土だけでなく 鉢の選び方や肥料を与えるタイミングや植え替えの適期なども植物ごと、品種ごとに違います。好きなお花、これから集めてみたいお花が決まっている場合は一冊でいいので専門書を買っておくと心強いです。

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