「紫陽花の挿し木は初めてなので不安」
「テレビや雑誌を見ても 知らない単語ばかりで」
という初心者さんもいらっしゃると思います。
土の選び方は?肥料は?何を買ってくればいいの?家にあるもので何とかなる?
紫陽花の挿し木をするときに準備するものをまとめました。
紫陽花の挿し木に必要なもの
まず 挿し木に必要なものは下のとおりです。
・土
・挿し木をする容器
・よく切れるカッターナイフ
・割り箸
ひとつずつ説明していきますね。
挿し木の土
赤玉土の小粒が使いやすいです。
(目の小さな土の方が保水性がいいです)
赤玉土は もし残っても 他のことに使えますので買っておいて損はないです。園芸店などで売っています。
または 少し割高ですが「挿し木用の土」というのも売っていますので そちらでも構いません。
無菌の土には 赤玉土の他に鹿沼土、バーミキュライト、パーライト、ピートモスなどがあります。それぞれ違う特徴があるので これらの土を混ぜると「保水性がよくて」「水はけがよい」土になります。「挿し木用の土」とはこういう性質の違う土をブレンドした土です。
でも 紫陽花はとても挿し木しやすい木なので 普通の赤玉土でも十分です。
挿し木をする容器
家にあるもので 使いやすい大きさのものなら何でもいいです。
文具用のトレ―でも→トレ―で挿し木をしている画像
ポリポットでも→ポットで挿し木をしている画像
ペットボトルでも→ペットボトルで挿し木をしている画像
植木鉢でも(キレイに洗ってくださいね)、発泡スチロールの箱でも(キレイに洗ってくださいね)、園芸店で買った挿し木専用の育苗箱でも なんでもいいです。
大事なのは水やりしたときの水が底から抜けるようになっているか。しっかりと排水ができるように、底穴がない場合は 穴をあけておいてください。
よく切れるカッターナイフ
とても大事なので もう一度
よく切れるカッターナイフ!
まだ根っこのない「挿し木状態の紫陽花」は茎の中の維管束から水を吸い上げます。なので維管束がつぶれてしまうと水が吸えなくなって枯れてしまいます。
カッターナイフの替え刃は 新しいものに交換してスパッと切れる状態で使ってください。
割り箸
せっかくスパッと切った切り口を そのままグサッと土に挿しては 切り口がつぶれてしまうかもです。
なので 紫陽花の茎を土に挿すときには 事前に小さな穴をあけておきます。紫陽花の茎を挿すには 割り箸で穴をあけておくとちょうどいいです。
紫陽花の挿し木に肥料は必要?
植物を育てるときには肥料が気になりますよね。
でも まだ根っこのない挿し穂状態の紫陽花には肥料は必要ありません。肥料があるとかえって腐ったり 発根が悪くなったりします。
それと 培養土などは 土に腐葉土や堆肥などの有機質が含まれています。こちらも 腐敗の原因になりますので 挿し木をするときは培養土を使わずに 挿し木用の無菌の土を使うようにしてください。
紫陽花の挿し木 メネデールは使ったほうがいい?
メネデール、ルートン、オキシベロンなどを「発根促進剤」と言います。要するに植物の成長を調整するホルモン剤です。
挿し木をする前には 1時間ほど水につけておきます。この時に発根促進剤を使う人もいます。
これについては 色々な人から話を聞いたり ネットでブログを見たりするといいかも、と思います。
実際には
「メネデールの方がいい根が出る」
「樹木はオキシベロンがいい」
「なにも使わなくても結果は変わらない」
使用量を間違うとかえって植物に悪い影響が出るので、「キチンと正確に量らずに使うくらいなら 使わない方がいい」とも言われています。
関心がある方は色々試してみるのも面白いと思います。園芸は失敗して当たり前。トライ&エラーの連続ですから。
でも 紫陽花って家庭で挿し木をする場合は そんなに何本も必要ないですよね。なので 紫陽花を1株増やしたいなら 枝を5本ほど挿して一番元気なものを育てれるようにするのが 一番自然ではないかと。
というか、
紫陽花、
発根促進剤がなくても 根っこが出ますので大丈夫です(^-^*)
おわりに
道具がそろったら いよいよ挿し木!
ということで続きはこちら!⇒紫陽花の挿し木の仕方。失敗しないコツ。
最適な時期に、選りすぐった挿し穂、そしてポイントさえ守れば 紫陽花の挿し木は簡単です(^-^*)
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