紫陽花の挿し木の仕方。失敗しないコツ。

紫陽花の挿し木
「紫陽花の挿し木はとても簡単」と言われるけれど やるからには失敗はしたくないですよね。

挿し木をする時期、挿し木用の枝の選び方、枝の切り方、挿し方や管理の仕方など 挿し木の成功率を高めるためのポイントをまとめました。

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紫陽花の挿し木のやり方

紫陽花の挿し木の手順を説明しますね。

その前に 挿し木に必要なものを用意しましょう

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紫陽花の挿し木に必要なもの 土や肥料の選び方

紫陽花の挿し穂の準備

挿し木にする枝のことを「挿し穂」と言います。まず この挿し穂を作ります。

①紫陽花の新しい枝を先端から2節くらいのところで切ります

②葉っぱを3分の1ほど切り落とします。
これは 葉っぱから水分が蒸発しすぎるのを防ぐためです。

挿し穂に水を吸わせる

挿し穂は水を入れたコップなどに1時間ほど挿して水を吸わせます。これを「水あげ」と言います。時間がたつと切り口が乾いてしまうので 茎をカットしたらすぐに水に挿すようにしてください。

水あげした枝を挿し木する

①挿し木用の土に水をやっておきます。
挿し木用容器の下から水が出てくるまで しっかりと土に水をあげておいてください。

②挿し穂を挿す場所に割り箸で穴をあけます
挿し穂の切り口がつぶれないように 事前に割り箸で穴をあけておきます

③挿し穂を挿します
割り箸で作った穴に紫陽花の挿し穂を挿します。
できるだけ深めに挿した方が グラつきもなく、茎から水分が蒸発するのも防げます

④指先で土をそっと寄せて挿し穂がぐらつかないようにします。
挿し穂がグラグラとして安定してしないと 根っこの伸びが遅くなります。紫陽花が安心して根っこや芽を伸ばせるように刺した場所の土を寄せて安定させてください。

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紫陽花の挿し木 失敗しないためのポイント

挿し木を成功させるためには ポイントがみっつあります。

枝の選び方

紫陽花は もともと「剪定した枝を地面に置いておくと根っこが生えてくる」というくらい生命力があります。

でも より元気な枝の方が いいに決まってます。

節と節との間が伸びすぎていない、葉っぱが生き生きとしている、元気そうな枝を選んでみてください。

良く切れるカッターナイフを使うこと

こちらの記事でも書いていますが、挿し木をするときは、茎の中の維管束をつぶさないようにすることが大事です。すっぱりと切れるカッターかハサミを使ってください。

紫陽花の挿し木をするなら この時期が一番

紫陽花の挿し木には「春挿し」と「夏挿し」があります。

春挿し…2月~3月
夏挿し…6月~7月

どちらでも大丈夫ですが、
・どんなお花が咲くのか確認して挿し木ができる
・挿し穂の成長が早い
・霜の心配がない
・湿度がある
などの理由で 紫陽花の挿し木には梅雨時期がおすすめです。

上の挿し穂の作り方も梅雨時期のものです。もしも「春挿し」をする場合は、まだ新しい枝は出ていませんので、前年度の枝の中間ほどの部分を使って挿し木をしてください。

紫陽花の挿し木を置く場所は?

挿し木を成功させるためには もうひとつ大事なことがあります。

それは 挿し木の置き場所です。

挿し木をしたらどこに置けばいい?

挿し木をした小さな苗の置き場所は

直射日光が当たる場所では⇒苗に負担がかかります
真っ暗な場所でも⇒光合成ができません

必ず最初は明るい日陰で管理するようにしてください。

紫陽花の場合 早くて1週間ほどで芽が出ます。(季節によっては1ヶ月ほどかかる場合もあります)

紫陽花の芽が出たらどこに置く?

紫陽花の挿し穂から芽が見えるようになったら鉢を移動させます。
出来たら少しずつ慣らすように ひなたに移していってください。

ただし 最近は6月ごろから ものすごく日差しが厳しく、気温も高い日があります。
そういう場合は 直射日光には当てないようにして 苗を守るようにしてください。

猛暑の時期は半日陰で育てるようにしてください。

苗がしっかりと育ってきたら 鉢にあげます。
移植の時期は 秋か 成長の仕方によっては翌年の春でもいいです
真夏や真冬は草花も弱っているので避けてくださいね。

終わりに

普通 家庭で挿し木をする人は「何本か挿してみれば どれか成功する」という とても原始的な方法を選びます。でも 実はこれが一番確実です。なので もしできるなら 必要本数より多めに挿し木をしてみてください。

とはいえ 紫陽花は 基本的にものすごく育てやすく 簡単に挿し木ができます。実際 こんな手間を取らなくても文中にも書きましたが「剪定した枝を放っておいたら根っこが出てた!」なんてことを経験した人も多いです。

ポイントさえ押さえれば失敗することは ほとんどないと思います。気軽にチャレンジしてみてください。

お気に入りの紫陽花がたくさん増えるといいですね♪

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