「ハロウィンの飾りに使うおもちゃかぼちゃって食べられるの？食べられないの？」って思ったことはないですか？
かぼちゃなんだから食べてもいいような・・・。
でも飾りなんだから食べられないような・・・。
実は ハロウィンの時に使われるカボチャは何種類かあって、食用になるものもあるんです。
ハロウィンに使われるカボチャについてまとめました。
ハロウィンのカボチャって食べられる？
まず、ハロウィンに使われるかぼちゃの種類は大きく3つに分かれています。
・装飾用大きなカボチャ⇒アトランティックジャイアントなど
・装飾用の小さいカボチャ⇒おもちゃかぼちゃ
・食用の小さいカボチャ⇒ミニカボチャ（プッチーニや坊ちゃんかぼちゃなど）
食用の小さなかぼちゃは夏から秋にかけて野菜売り場などでよく見かけるようになります。
黄色いのが「プッチーニ」。プッチーニの下の左側が「坊ちゃんかぼちゃ」右側が「サラダかぼちゃ」です。
プッチーニは丸ごとレンジでチンして食べることができるカボチャです。
坊ちゃんかぼちゃは普通のカボチャのように切って煮物などに使います。ハロウィンの時は中身をくりぬいてかぼちゃグラタンの具を詰めてオーブンで焼き、丸ごと食卓に並べたりもします。濃緑と中身のオレンジのコントラストが鮮やかです。
サラダかぼちゃは生のまま皮も種も食べることができます。熱でビタミンが壊れることがないと最近話題になっています。
野菜売り場にあるカボチャならどれも安心して食べることができます。
おもちゃかぼちゃは食用になる？
次に 野菜売り場以外の場所で売られているかぼちゃについてです。ハロウィンの飾りとしてホームセンターや花屋さんで売られているかぼちゃもありますね。
ジャックオーランタン用の大きなかぼちゃは食べれる？
カボチャを削って「カボチャのお化け」を作ったりすることを「カービング」と言います。「カービング用のハロウィンパンプキン」という名前で日本で販売されているものは「オータムゴールド」という品種になります。黄金色の直径20㎝～30㎝のカボチャです。皮が軟らかくて加工しやすいので簡単にハロウィンの置物に加工ができるのがいいところです。つやつやとした鮮やかなオレンジ色で大きさもあるので、そのまま玄関などに飾っても楽しいです。
で
このジャックオーランタン用のかぼちゃですが、種袋を見ると・・・
ハロウィンパンプキンは 食用ですね！
甘みが少ないということなので 和風の煮物には向かないようです。
実際、切ってみると とてもやわらかく、
袋にもありますが「スープ」や「お菓子」などの素材として活用するのには良さそうです。
形や色がかわいいおもちゃかぼちゃは食べられる？
次にカラフルでかわいいおもちゃかぼちゃですが、こちらも種袋で確認してみますね。
昨年分と今年の分の種袋が残っていました。
裏を見ると
観賞用・・・
ということで 基本おもちゃかぼちゃは食べれません。
おもちゃかぼちゃの中には、ぼっちゃんかぼちゃやサラダかぼちゃにそっくりのものもありますが
ダマされてはいけません
どんなにそっくりでもおもちゃかぼちゃは観賞用なので食べないでくださいね。
ハロウィンの装飾用のカボチャを画像でまとめると こんな感じになります。
ハロウィンのカボチャを食べる前に
もしお花屋さんやホームセンターでプッチーニを見かけて
「あのオレンジ色のプッチーニだったら食べてもいいのね♪」
なんて思ってレシピを検索して♪
でもちょっと待ってくださいね。
お花やさんで売られているカボチャは観賞用として作られています。
なので 虫も傷も全くないできるだけキレイな状態で飾れるようにと わざわざ作っているかもしれません。そのためには、虫や病気を防ぐ薬を使っているかもしれません。
「キレイに洗えばいいよね」
「皮を剥けば大丈夫でしょ」
と思うかもしれませんが、薬には植物の根から吸収させて植物自体に殺虫効果を持たせるようなものもあります。
体のためにも野菜売り場以外で売られているかぼちゃは食べない方がいいかな、と私は思います。
どうしても食べてみたいときは お花やさんに食べてもいいものか（野菜市場で仕入れたものか園芸市場で仕入れたものか）を確認することをおすすめします。
おわりに
飾れるカボチャ、食べるカボチャを自宅で作るならプッチーニがおすすめです。装飾だけならおもちゃカボチャが面白いです。でもどちらもツルが伸びていって ものすごく場所をとります。
なのでベランダなどで大き目のプランターにハロウィンパンプキンを育ててみてはいかがでしょうか。ハロウィンパンプキンならそんなにツルが伸びませんので、１メートル四方くらいの日当たりのいい場所があれば、収穫ができます。小さなカボチャもかわいいですが、大きいカボチャも楽しいです(*^_^*)
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