生ゴミコンポストにわく白い小さなウジ虫。
見るだけでぞっとするし 堆肥作りが嫌になりますよね。
わが家は自治体から緑色のプラスチックのコンポストをレンタルしているんですが、先日 その自治体の方からウジ虫の発生を抑えるコツを教わりましたのでシェアしたいと思います。
生ゴミコンポストにウジ虫がわく
生ゴミコンポストとは 生ゴミや草などを入れて発酵させて堆肥にする容器のことです。
冒頭でも書きましたが うちでは 住んでいる自治体から緑色のプラスチックの生ゴミコンポストを借りています。借りるのは無料なんですが時々自治体の方が
ちゃんと使ってますかあ?
とか
わからないことはないですかあ?
なんて聞きに来ます。
だからがんばって使わないといけないんです!
でも。
ウジ虫が ウジャウジャいるとテンションが下がるし
いくら「ゴミを減らすため」とか「家庭菜園の土のため」とか言っても 生ごみをコンポストに入れようという気にはなれないです。というか 正直「コンポストには近寄りたくもない」気持ちです。
わが家のコンポストは 今年で3年目。
実際の流れはこんな感じです
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
と こんな経緯です。
だって 見たくなかったんだもの!
はい。このままいくと 今年も夏に挫折して冬まで放置のコースだったと思います。このタイミングで自治体の方と会えてよかったです。
生ゴミコンポスト 庭への置き方
白くて小さくて短い流線型でウゴウゴと動いてる虫。(正確には 体の片方はとがってますので「しずく」を伸ばしたような形になるんですが…そこまで観察する気にはなれませんよね)。
あのウジ虫はハエの幼虫です。
つまり ハエが卵を産み付けるからウジ虫が発生するわけです。しかも 彼らは とんでもないスピードで増殖します。
なので まず ハエが入らないように容器を設置しないといけません。
まず 40~50cmほどの穴を掘ります。この穴はコンポストの直径よりも小さくていいです。
次に最初の穴の周囲をコンポストの縁が少しだけ埋まる程度に掘ります
コンポストの縁が軽く埋まっている状態に設置します。
コンポストの縁に土をかけます。
これで設置が完了です。
コンポストの縁に土をかけるのは
・風でコンポスト容器が飛ばないようにするため
・ハエなどの虫がコンポスト容器に入らないようにするため
の二つの理由からです。
なので 土とコンポスト容器の間に隙間がないように土をかぶせてください。
で ここが大事なんですが 隙間を作りたくないからと 思いっきりコンポストの縁を土の中深く埋めてしまうと コンポストを除けるときに面倒です。なので そんなに深くなくていいので 少しだけ埋めて 周囲を土でしっかりと覆うようにしてください。
余談ですが もしヒビ割れなどがある場合は コバエが入ってくると思ってください。コバエの大きさ(長さ)は2㎜程度。1㎜か2㎜の隙間があればくぐりぬけることができます。 隙間がある場合は 隙間をふさぐか 新しいものに交換したほうがいいです。
あとコンポストの置き場所は 日当たりと水はけのいい場所です。じめじめした場所には置かないようにしましょう。
また 当たり前なんですが、コンポストの蓋も 開閉するたびにしっかりと閉めるようにしてください。隙間があると虫が入ってきて残飯に卵を産みます。
生ゴミコンポストのウジ虫防止策
設置までは終わっても、問題は生ゴミが登場してからですよね。
すると自治体の方が こういう風に言うわけです。
しっかりと土をかぶせてください
…まあ。そうですよねえ。
そうなんですよ!
???
土を作るのに土を買ってくる?
ディスカウントショップとかで売ってる安い土 あるじゃないですか。あんなのを買ってきとくんです。
で 残飯を入れたら その上から買った土をかぶせるようにしたらいいんですよ。
そしたら「安い土」が「いい堆肥」になるというわけですね!
そういうことです
それならできそうです。
なんせうちの庭は真砂土の庭。真夏はカチカチになってしまう。残飯をコンポストに入れるたびに 掘り返すのってものすごくめんどくさかったんです。
残飯の水はギューって絞ってください
水分が多いと虫が発生しやすくなるし においもひどくなります。
それと
腐った食べ物は絶対に入れたらダメですよ
腐敗と発酵は違うわけですね。腐ったのってコンポストに入れちゃえって思ってしまうんですが 腐った食べ物は入れたらダメなんですね。
そうです。
できるだけ新鮮なものがいいです。
…新鮮な残飯、ですね。
あと、残飯や野菜くずは できるだけ小さく刻んでください。大きいものよりも小さいもののほうが分解が早いです。
あ、それは知ってます。
あと太い骨とか 貝の殻もダメなんですよね。
分解しませんからね。
なるほど。
なんとなくわかってきました。
草むしりした雑草とかも 一緒に入れていいですよ~。
土が一緒でも構いませんが 濡れてるのは入れないでくださいね~。乾かしてから コンポストに入れてください。
草を入れると コンポストの中で成長しちゃうんですよね~(-“-;)
時々かき混ぜるといいです。
かき混ぜると発酵も早くなります。
そして かき混ぜてしまったら また土で覆ってください。
かき混ぜたら 残飯が上のほうに出てしまうから もう一度土で隠すってことですね
他にも色々と教えてもらいましたので これまでの分と合わせてまとめますね。
・ヒビや割れがあったらふさいでおく
・蓋はきちんとしめる
・中身をかき混ぜた後も また土をかけておく
・落ち葉や草は乾燥させる
・日当たりと水はけのいい場所に設置する
おわりに
話を聞いていると なんだか今年は生ゴミコンポストも難しくないような気がしてきました。ウジ虫のことが解決すれば 堆肥がエンドレスで作れるってすごいことだし、残飯が減ってゴミの量が減らせるなら いいことばかりですよね。
わが家の庭には このコンポストとは別に 引っこ抜た雑草や落ち葉や枯れ木を積み上げてつくった「自家製腐葉土」もあります。
この流れなら 今年の冬から来年の春にかけて 家庭菜園が作れるかもしれませんね。
コメント