お庭などで草むしりした後の草はできるだけ早く片付けたいですよね。でも 雑草がたくさんだと処分するのも後片付けも大変です。
むしった雑草の捨て方、特別な道具なしで 力のない女性でも簡単に堆肥にする方法など除草作業の後処理についてまとめました。
草むしりの草の捨て方は?
家庭で引いた雑草の場合 抜いた草を燃えるごみとして出すことが多いと思います。出し方は各自治体によって違うと思いますが、一般的には できるだけ土を落として指定の袋に入れます。
ブルーシートなどに広げて乾燥させてからゴミにするとカサも減りますし、軽くなりますので簡単に捨てられます。
この時 雑草の種が混じっていると飛んで行ってしまいますので、風がないお天気の日に干してくださいね。
抜いた草を埋めて堆肥にする方法
もしも もうひと手間かける余裕があるようでしたら、雑草で堆肥を作ってみてください。
「堆肥」というのは 家畜の糞や植物などを発酵させて作る有機質の土壌改良材のことです。
・葉っぱなどを発酵させた腐葉土
・木の皮などを発酵させたバーク堆肥
・もみがらで作った堆肥
・鶏糞(けいふん)
・牛糞(ぎゅうふん)
・馬糞(ばふん)
などがあります
学校の運動場のような固くて無機質な土地も有機質の堆肥を混ぜ込むと段々とフカフカの土になってきます。水持ちがよくて、通気性がよくて、肥料をたっぷりと蓄えることのできる「良い土」になるわけです。
こういう有機質をたっぷりと含んだ土にしてから、肥料を加えたり、石灰を撒いて中和したりして、野菜や花を植えるとよく育ちます。
なので、フカフカの土には有機質の素(=堆肥)が必要。
そのためには動物性のものや、植物性のものを発酵させてあげればいいんです。もちろん雑草や木の枝なども発酵させれば堆肥になります。
雑草で堆肥を簡単に作る方法
簡単な堆肥の作り方をふたつご紹介しますね。
一つは穴を掘って むしった草を埋める方法。
もう一つは庭の隅に積んでおくだけの方法。
です。
それぞれを説明していきますね。
容量が減ってきたら、庭の危険ではない場所に穴を掘ります。乾燥させた草を埋め、上から土をかけます。段々へこんできますので、山盛りにかけておくといいです。
何か月か経ったらすっかり平らになって土に戻っています。
※ただし 雑草に種がついているとそこから芽が出てきます。種ができる前の雑草の処理に向いている方法になります。
草むしりをした草を庭の片隅に高く積んでおきます(うちは1メートルほどの高さの山になります)
時々雑草が生えてきますので、抜いておきます。
段々 カサが減ってきたら、上下を返します。返すと言ってもひっくり返すわけではなく、
CCCCCCCC
BBBBBBBB
AAAAAAAA
こんな風に草の山があるので一番上の「C」の部分をまずスコップなどで隣に移します。私は力がないので、スコップではキツイから、軍手をして直接手でつかんで少しずつお隣に移動させてます。
で。次に「B」の部分をお隣に移動させて
最後に「A」の部分を移動させると上下がひっくり返ります。
すると一番下だった「C」の部分はもう「堆肥」になっているのがわかります
しばらくそのままで放置して全体に黒っぽくなったらそのまま「土」として使えますし、花壇に混ぜ込んでもOKです。
除草作業を楽に済ませたい場合はこちら
コンポストを使って草を処理する方法はこちら
おわりに
葉っぱであれ、残飯であれ、雑草であれ、それを分解してくれるのは土の中の虫やバクテリアです。きっと もともと森の中では 虫や鳥、獣たちも そんな風に土の中で分解されて 花や樹の糧になってきたんだと思います。
まあ うちでやっている方法は場所も取りますし、見た目も良くないんですが、とにかく簡単です。野菜も良く育ちます。
うちのような メインの庭が「中庭」になっているお宅でしたらチャレンジしてみてもいいかな、と思って紹介させていただきました。
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