草むしりをできるだけ簡単に楽ちんに終わせたい、でも除草剤を使うのは できるだけ控えたい、と思いませんか。
雑草だらけで大変だった我が家の庭ですが ここ何年かは除草作業の時間も手間もかからず、ずいぶん楽になってきました。
そこで わが家の庭仕事が長短時間で済むようになった経過をご紹介しようと思います。
草むしりを楽にためには まず根っこで繁殖する草を退治する
私の性格は とてもおおざっぱ。毎日庭に出て草むしりをするほどマメではありません。できることなら暑い日はお部屋の中でゆっくりしていたいんです。
ということで手抜き草むしりの開始です。
雑草には種で増えるものと 根っこで繁殖するものがあります。種で増えるものは、毎年駆除していけば問題ありません。問題アリは根っこで繁殖する雑草です。
まず この「激ワル」の雑草だけを駆除します。
でも除草剤はできるだけ使いたくない
最近は除草剤のジェネリック製品も出回るようになって、安くて使いやすい除草剤を気軽に使えるようになってきています。安全性についても問題はないといわれています。だから草むしりが大変なら除草剤を使えばいいんです。
でもッ
私はッ
できるだけ除草剤は使いたくない
んです。
はい。
これは ただの私のポリシ―。
で。先ほどの「激ワル」の雑草の話に戻ります。
最初に「除草剤はできるだけ使いたくない」と書きましたが、この人タチは「激ワル」です。仕方ないです。ここだけは除草剤を使ってしまうことにします。
但し ラウンドアップを ほんの少しだけ。
一般的な雑草の場合→→100倍液
しつこい多年草と強い一年草→→50倍液
スギナ→→25倍液
ちなみに50倍液を使用するのはツユクサ、オオバコ、スベリヒユ、エノキグサ、カヤツリグサ、ヤブガラシ、クズ、笹、ワルナスビ、ヒルガオ、ドクダミ、イタドリ、セイタカアワダチソウ、ススキ、ガガイモキクイモなどです。
使う時は葉っぱにたっぷりかかるように散布します。
また スギナの場合は、
裏ワザとして、手にゴム手袋、その上から軍手をして除草剤に浸してスギナを握る、とか、ハケで塗るとかの方法も有効です
と、ラウンドアップのホームページで説明されています。
そこで…
原液、という手もあるのか?
と思ったものですから
ラウンドアップマックスロードを小さな容器に少しだけ出して、原液のままスポイトで吸って、「極ワル」雑草に一滴ずつ置いていくことにしました。
すると、一週間ほどで、その「激ワル」雑草さんが枯れます。根っこがつながっている部分の葉っぱも一緒に枯れます。なので、ちょっと離れた場所で葉っぱが枯れていることもあります。
自宅の庭なので、急ぐ必要はありません。
庭を横切るときに原液の入ったスポイトを手にもって、目についたスギナなど数本にちょんちょんと置いていきます。時間はかかりますが、いつの間にか根っこ系の雑草が激減しています。一年間に使う除草剤はこの数滴だけです。
住宅地での除草剤の使用。隣家に迷惑にならないようにするには?
私が使っているのは原液です。
そしてターゲットは、強者の雑草です。
なので もしもほかの植物にかかったら 確実に即枯れます
私は クリーピングタイムの中にはえていたスギナを攻撃して、クリーピングタイムを畳2枚分くらい枯らしたことがあります。
スギナに除草剤の原液を一滴付けただけでしたが、かすかな滴が落ちたのか、風で飛沫が飛んだのか、はわかりませんが、とにかくそのくらいで枯れます。
なので この方法はものすごく慎重に そして自己責任でやってくださいね。
残りの草を取り除く
根っこで広がる強者の雑草を退治したら 次はその他の雑草を退治していきます。
もしも庭の土が固い場合は、たくさん雨が降った後がおすすめです。また庭の土がやわらかくホコホコしているようでしたら、乾いているときがおすすめです。
草の量が多い時は 庭の土を大きなスコップで掘り起こして、雑草を根っこごと引き抜いていきます。やり方はこちら
引き抜いた雑草は土の上に置いたままにしておくと
そこから根をおろして復活したり
しますので、良く土を落としてビニール袋に入れるか、堆肥にするといいです。
草むしりの草の捨て方。抜いた草を簡単に処理する方法
キレイに草むしりが終わった庭。
でも、しばらくすると必ず雑草がはえてきます。
例えば 梅雨から夏にかけてカヤツリグサやツユクサ、オヒシバ、メヒシバなどを退治したら 今度はコミカンソウなどの小さな雑草が生えてくるんです。これって 本当にがっかりします。
実は 雑草の種は土の中にうんざりするほどあって 芽吹きのチャンスが来るまで眠っているんです。そして 地上近くに移動すると待ってましたとばかりに芽を出します。また小さな雑草の種子は、風に乗って飛んできます。靴の底や車のタイヤについて運ばれてくるものもあります。なので、完全に雑草が生えない状態にするのは無理なんです。
でも
用意するのは、草を掻く道具。狭い場所ならねじり鎌、広い場所なら三角ホーが便利です。
上の写真で上の方に見えるのが私の三角ホーです。
この三角ホーで何日か一度サッとお庭をサッとひと掻き。この時 あまり細かいことを気にすると時間がかかってしまうので長続きしません。上の写真くらいの広さなら10秒くらい。とにかくササッと済ませます。
すると…それ以上雑草が増えません。
雑草のない庭の出来上がりです。
草がはえてこない工夫もしてみる
さらに 徐々に草がはえにくい場所を増やしていくのもおすすめです。
今、我が家でグランドカバーに使っているのは芝生、ヒメイワダレソウ、クリーピングタイム、ドクダミ、ヘビイチゴ、サギゴケ、苔、ディコンドラ、トキハツユクサなど。まだまだ増やす予定です。
庭の一部には防草シートを敷いて砂利を置いています。使っているのはザバーン125bbとザバーン240bbです。
グランドカバーの画像や育て方はこちら
防草シートザバーンのメリットやデメリットはこちら
防草シートザバーンは 敷いてから6~7年経過後のレビューになります。125と240を実際に敷いてみた感想や敷くときに失敗したことなどの細かくレポートしていますので、よろしかったらご覧になってください。
おわりに
かなりおおざっぱな仕事で申し訳ありありません(*^^)
もちろん、コミカンソウなどは小さくても種をつけていますので、できたら掻き取るのではなく「引っこ抜いて捨てる」方がはるかにいいです。
また、庭の土は剥き出しではなく、何かを植えるか、マルチングをしている方がいいです。
まだまだ未完成なわが家の庭です。でも作る楽しみも「庭」の楽しみのひとつ。日々楽しませてもらっています。
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