お隣の家のツタがフェンスに絡んで迷惑だと感じたことはないですか。
境界線を越えて こちらにも伸びてきた場合はどういう風にしたらいいのでしょうか。
フェンスや垣根、ブロック塀に絡むツタやツル性の雑草とご近所付き合いについて考えてみました。
ツタが隣の家から伸びてくる
まず、「ツタ」と「ツル性の雑草」の違いについて説明しますね。
ツタは、切れ目の入った葉っぱが特徴的です。育てやすく、よく増えるので寄せ植えに使ったりグランドカバーに使います。根を張りながら這い上がる性質があるので、ヘゴ材にからませて大鉢に仕立てたり、壁面緑化に使うこともあります。
よく公園や街路樹に絡み付いているのを見かけますね。地中にある根を張り巡らして増殖します。草刈りで駆除しても根っこが残っていますので しばらくすると また芽が出てきます。再生力が強いのでなかなか根絶できない厄介ものです。
ツタやつる性の植物って成長がものすごく早いので境界線を越えてくるとものすごく迷惑です。
コチラでは そんな植物を性質ごとに分けて対策を考えてみようと思います。
隣の庭のツタがフェンスを超えてきたら
ツタのからまるチャペル
ツタに覆われた洋館
甲子園球場のツタ
ツタのイメージは悪くないです。ちなみに甲子園球場のツタは甲子園球場を造りなおすときにいったん全部除去されましたが、もともとの苗木を各高校が持って帰って育て、また甲子園球場に戻したということです。なので甲子園球場の外壁は またツタで覆われてきています。
とてもいい話ですね♪
でもっ
一般家庭の場合はそういうわけにはいきません。つた類は伸びるのが早く油断していると、ガンガン境界線を越えていきます。
そしてツタの厄介なところは、茎から根が出るところ。
この根はセメントに刺さるように張り付きます。
木製のフェンス
家の壁
アプローチのタイルの目地
ブロック塀
所構わず張り付きます。
一度張り付いたらはがすのが大変です。
しかも
はがした後に根っこが残るので跡がきたなくなってしまいます。
もし アイビーを植えていたらお隣さんに進出しないように注意してくださいね。
反対に、お隣のアイビーが伸びてくる感じのときは、早めに、お隣さんに
アイビーが伸びてきてますよ~って言っておくといいです。
対処してくれないい時は
状況と対策をできるだけ具体的にお隣さんに伝えてください。
「お宅のフェンスのツタが かなりこちら側に入り込んでいるんですけど、刈り込んでいただいて良いですか」
「お宅のツタが伸びて うちの南側のフェンスに絡んで根っこを張ってきているので、フェンスに伸びてきた分はカットさせていただいていいですか」みたいな感じに言ってみてください。
隣のフェンスからのツルの対処法
次に、ツル性の雑草です。
画像は左からクズ・ヤブガラシ・ヘクソカズラです。
どれも多年草で 根っこは地下深くにあります。ご近所さんの家の下、庭の下を縦横無尽に広がっています。なので刈り込んでも引っこ抜いても根っこは残っています。翌年もまた芽が出てきます。
でも お隣さんが伸ばし放題にしていると、こちらにもツル性の雑草がどんどんと芽を出すということになります。
一般的には、こちらの敷地から芽吹けばこちらが、お隣の敷地から芽吹けばお隣さんが草むしりをします。
私も、フェンス周辺を掃除するときにツタが目に入れば、お隣から出ていてもうちから出ていてもついでに引っこ抜いておきます。
このあたりはお隣サンとのお付き合いの仕方にもよると思います。
余計なことはしない方がいいようなお宅もあると思います。
そんな場合は
コチラの庭から出ているなら引っこ抜く
お隣の庭から出てお隣のフェンスに絡んでいるなら放置
お隣の庭から出てこちらのフェンスに絡んでいるなら、お隣さんに言って引っこ抜いてもらうか、言えない場合は、ツルをほぐしてお隣の庭に戻しておけばいいのではないでしょうか。
ラウンドアップマックスロードの場合ですと50倍液を葉っぱに散布すると根っこまで枯らすことができます。
●庭がお隣さんと接している場合の除草剤の使い方
おわりに
駆除するのが大変な雑草、お隣さんとの境界線に繁殖して、どうしたらいいのかわからない宿根性の雑草などもたくさんあると思います。
駆除が大変な雑草の除草の仕方やトゲのある雑草、かぶれやすい雑草などの記事もありますので、よろしかったら参考にしてください。
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