七夕の飾り付けに使う笹ですが、なかなか身近にはないものですよね。
ところが 「竹林ならある」というケースがまれにあります。
竹も笹もよく似ているから竹で七夕飾りをしてもよさそうですが そもそもどこがどう違うのかが気になりませんか?
竹と笹の違い、飾り付けは竹でもいいのか、七夕の飾りつけを笹の枝にする理由などをまとめました。
七夕の笹の葉飾りは竹でもいい?
七夕の飾りは笹に飾るもの。
時期になると手ごろな値段で七夕セットが販売されるようになります。
でも
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プラスチックの笹はちょっと…
ってことありますよね。
最近のプラスチック事情や 子供の情操教育とか、プラスチックの見た目が今一つ好きではないとか、理由は色々あると思いますが、ひとつ言えるのは
できたら 本物を使いたい
ということではないでしょうか。
でも近くにあるのは竹林。だって ここって「たけのこ狩り」をするところだから。
でも
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竹も笹も似たようなものだから 竹でいいかしら?
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そもそも竹と笹の違いがわからないし
なんて思いませんか?
七夕の飾りは 竹でも笹でも構いません。
その理由を説明していきますね。
竹と笹の違いは?
竹と笹の違いを説明しますね。
筍を丸ごと皮付きの状態で買った時のことを思い出してください。
まず筍の皮を剥がしますよね。
筍の皮は殺菌作用があるのでおにぎりを包んだり、
中華ちまきを作るときに利用したりもします。
この皮のことを「竹皮」と言います。
「竹皮」が竹と笹を見分けるヒントになります。
でも
また、竹の寿命は120年と言われています。
竹林など、とても高い竹がぎっしり生えていますね。
笹の寿命は40年から60年です。
ただし
・「●●竹」という名前なのに実は「笹」
・本州から九州にかけての日本の竹は、ほとんどアジアからの帰化植物で、地域によっては独自に進化しているものもあり、未だに全部が把握されているわけではない
などがあり、竹と笹を正確に分類するのは難しいようです。
なので、一般的には、高くスラリと伸びているものが竹、低くて横に葉が張り七夕飾りをしやすそうなものを笹と呼ぶケースが多いです。
七夕飾りに使う場合は、あまりこだわりなくできるだけ枝張りの良い物、飾り付けのしやすそうな物を選ぶようにするのが正解かなと思います。
なぜ 七夕には笹に飾りつけをするの?
七夕飾りをするのは 竹でも笹でもいい、という理由には もうひとつあります。
それは 竹も笹も 日本人にとって特別で神聖なものだという事です。
地鎮祭などでは、四隅に青竹を立てます。
お正月の門松には竹が使われます。
竹は 青々としてまっすぐ伸びるので清浄なものとして扱われています。
古事記では 天照大神が天岩戸の神隠れしてアマノウズメが踊りを踊った時に笹葉が登場しています。
笹の葉のサラサラと風にそよぐ音が神様を呼ぶという説もあるようです。
最近では住宅事情から お盆の盆棚を作るときに 竹では大きすぎるということで 代わりに笹を使います。
竹も笹も葉に殺菌力があるため魔除けとして昔から扱われていました。
竹も笹も どちらも 日本人にとってはなじみ深く神聖なもの。
七夕の短冊を飾るのでしたら 竹も笹も同じくらいふさわしいと言えます。
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まとめ
余談になりますが、
冒頭に「筍が採れるから竹林」と書きました。
では笹林からは筍は取れないのか、というと
笹もやっぱり芽吹いたばかりの若竹を食べることができます。
チシマザサから採れるヒメタケは有名です。
今回は 七夕の笹と竹の違いについての記事でした。
(2019年5月24日加筆修正)
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