年末年始のご馳走と言えば蟹。
手軽に食べられるご馳走として年末年始によく利用されます。
そのまま食べれば準備も簡単。手間いらずでおいしいのでお正月の来客のときにサッと出せるのも魅力です。
ズワイガニはボイルしたものを冷凍している状態で売られているのがほとんどですが、どんな食べ方がお好きですか?
ズワイガニの一般的な食べ方と、少しアレンジした簡単なレシピをご紹介します。
冷凍ボイルズワイガニのおすすめの食べ方
ボイルしたカニを食べるなら、「そのまま」が一番。
カニの殻をむきながらパクパクといくのが王道です。
ボイルしたカニは、解凍するだけで食べれますので、手間もかかりません。
炬燵に入って、みんなでカニをつつくのは正月ならではですよね。
「そのまま」より「かにしゃぶ」という人も多いようです。
あらかじめ鍋に水を入れ昆布をつけておき、何時間か放置。鍋に火をつけたら沸騰直前に昆布を引きだしてください。
昆布は、必ず数か所に切れ目を入れてくださいね。だしの出方が全然違います♪
日本酒を入れて沸騰したら、半解凍のカニをサッとくぐらせてポン酢でどうぞ。
だしにカニの味が出てきたところで野菜も足して煮えたものからいただきます。
最後は冷やご飯を入れて雑炊に。もしもカニが余っていたら、身をほぐして入れてしまいましょう。塩を小皿に盛って、味付けは各自の好みでやってもらいます。
かに鍋もおいしいですね。
だし汁に酒・みりん・醤油で味付けして、白菜・水菜・春菊・人参などの野菜類やきのこ類・豆腐やしらたきを火の通りにくい順番に入れていきます。
冷凍のボイルズワイガニは、すでに湯がいていますので、鍋に使う場合は、風味を損なわないためにも、食べる直前に入れて ひと煮立ちさせたら食べるようにしてください。
ソテーするときも同様に軽くがポイントです。
火を通しすぎるとカニ本来の身の柔らかさがなくなってしまいます。
ズワイガニのボイルを美味しく食べるための解凍方法
ズワイガニを美味しく食べるための一番のポイントは、解凍に時間をかけることです。
電子レンジなどで急速に解凍すると、せっかくのカニの旨みも一緒に溶け出してしまいます。
冷蔵庫の中で、半日か一日(大きなものなら一日半)かけて、ゆっくりとゆっくりと解凍してくださいね。
8割程度を目安に解凍したら、食卓に出してください。
途中、周りの氷が溶けて水がたまってきますので、できたら大き目のボールにザルを入れて、その中にカニを入れるようにするといいと思います。
また、ラップをしておくとカニの身の乾燥を防げます。
余ったズワイガニのボイルの簡単レシピ
ズワイガニは、食べきる分だけを解凍するようにしてください。
一度解凍したズワイガニを再度冷凍すると風味が落ちて全然美味しくありません。もし中途半端に余った場合は、他の料理に使うことをおすすめします。
ズワイガニを使った簡単レシピです。
◆ズワイガニの天ぷら
衣は少し厚めにつけて、高温でからりと揚げる。丼にしたり、うどんの具にしたりもできますね。カニの量が少ないときはかき揚げでも美味しいです。
◆カニ飯
米2合・白だし大匙2と半分・日本酒少しを炊飯器に入れ、目盛りまで水を入れてカニのほぐし身をのせてご飯を炊く。
◆カニチャーハン
カニをほぐして半分に分ける。チャーハンを作り最後にカニを混ぜ込む。半分はトッピングする。量が少ないときはトッピングだけで。
◆カニのソテー
バターで軽くソテーして、醤油をひとたらし。アツアツのうちに食べてください。ブラックペパーでも美味しいです。
まとめ
毎年、11月初旬に越前ガニ解禁のニュースが流れ始めると、今年もいよいよカニのシーズンかと思い、続いて年末年始の料理のことも頭をよぎるようになりますね。
ズワイガニは、捕れる場所によって呼び名が変わり、それがブランドとなっています。
「越前ガニ」は北陸で水揚げされるズワイガニの雄。
「松葉ガニ」は山陰地方や丹後で水揚げされるズワイガニの雄。
「ヨシガニ」は庄内地域(山形県)や北海道。
「間人(タイザ)ガニ」は間人(京都府)で水揚げされた雄です。
ズワイガニの雌は、卵を産むようになると成長が止まりますが、雄は、大きくなり続けるので、雄と雌の大きさは2倍ほども違います。
コウバコ・セイコ・メガニ・オヤガニなどは雌のカニを指します。
今度の年末年始は どんなごちそうを食べますか。
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