お世話になった人へのお中元やお歳暮は、一度始めてしまうと、やめどきがむずかしいですね。日頃お世話になっている人なら、そのまま贈り続けることになりますが、全然会うこともない人の場合は、どこかで区切りをつけたいですよね。
例えば、結婚式の時に一日だけ頼んだ仲人さんなど、その後お付き合いがない場合のやめるタイミングはどうしたらいいのでしょうか。
仲人さんへのお中元やお歳暮をやめたい
世の中には、聞きたくても聞けないことがありますね。仲人さんへのお中元やお歳暮もそのひとつかもしれません。まさか、もう贈るのをやめてもいいですか?と正面切って尋ねるわけにもいきませんから。
でも、仲人さんへのお歳暮やお中元は、基本3年 というのが一般的なので、それに沿って考えればいいと思います。
もちろん、これは
・当日だけの仲人
・今現在はお付き合いがない
・結婚式以降お世話になっていない
仲人さんの場合です。
会社の上司や、親しい親戚の方が仲人さんなら、そのまま続けたほうがいいと思います。
お中元やお歳暮のやめどきは?
やめるときは、最後のお中元かお歳暮に手紙を添えてると、先方でもきちんとわかってくれます。
特に、何件も仲人をしているような人なら「3年が区切り」というのはご存知のはずですので、あまり心配する必要はありません。
手紙の例をあげておきますね。
梅雨もあけて、暑さも本番になってきました。
みなさまいかがおすごしでしょうか。
その節は大変お世話になりました。
私達夫婦も●●様のおかげで、無事に幸せな家庭を築き、日々を過ごしております。
本日、別便にてお中元の品をお送りいたしました。
心ばかりのありふれた品ですが、暑気払いにお召し上がりください。
●●様奥様 どうかお体にお気をつけてお過ごしください
敬具
*月**日
(差出人の名前を連名で)
今までの感謝の気持ちと、先方様を気遣う気持ちが伝わるものにしてくださいね。
お中元をやめるタイミングを逃してしまったら?
「もう3年以上経ってしまって、やめどきを逃してしまったんですけど」という場合もあると思います。どうしたらいいのかわからくて困ってしまいますよね。
このケースの場合 実は 仲人さんのほうでも、困っているかもしれないんです。ひょっとしたら仲人さんの方では
「3年経ったはずだけどまだお中元が届いている。半額のお返しをしたほうがいいのかしら?それともこっちから何か言ってあげたほうがいいのかしら?」
なんて考えているかもしれません。
「あれ、そういえば、去年から仲人さんからそうめん贈って来るようになったのは、そういうことなの?」
そういうことです。
また、
「今後はお気持ちのみ、有難く頂戴したい」
とか
「どうか 今後は、このようなお心遣いをなさいませんように」
とかの
文面の手紙が届いていたら、これも「今までどうもありがとうお中元やお歳暮はもう贈らなくてもいいわよ」のサインですので、ありがたく素直にそれに従ってくださいね。
もしも半額程度のお返しが来ているようなら、先方様はわかっていらっしゃるので、そのままやめて大丈夫です。どうしても気になるようなら暑中見舞いと年賀状をお出しすればいいと思います。
あるいは、キリが悪いのが気になるようなら、5年を区切りとしてやめるとかでもいいと思います。どちらにせよ、付き合いのない方の場合、お歳暮やお中元が急に来なくなっても、腹を立てるなんてことはありません。
まとめ
子どもの習い事の先生に対するお中元やお歳暮も、お付き合いがなくなったら、そのままやめていいです。お歳暮やお中元は、「この半年お世話になりました」の挨拶の代わりですから。
もし感謝の心を伝えたいのなら、年賀状や暑中見舞を送って近況報告をすると喜ばれると思います。
コメント