暑中見舞いと残暑見舞いのマナーと文例。お中元の礼状として使う場合。

暑中見舞いの添え状
通信手段の主流が デジタルになった今でも、社会人として挨拶状を出さなければいけない場合があります。そんな時に困るのが、文例集を検索すると、大半がビジネス用の定型文ばかりだということ。

プライベートで使うには、堅過ぎ、あるいは、よそよそしい印象を持たれてしまいそうで、使いづらい。どうしようかと思っているうちに日にちが過ぎていって、出しづらくなっていって。そんな経験はないですか?

身近な人に送る暑中見舞いと残暑見舞いの例文を紹介します。

 

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暑中見舞いと残暑見舞いのマナー

暑中見舞いや残暑見舞いは、暑くて過ごしにくい季節を無事で過ごして欲しいという思いを伝えるためのものです。

形式にとらわれず、できるだけ自分自身の言葉で書いたほうが、受け取る方も親しみを感じます。

・字に自信がなくても、手書きで書いたほうが、温かみがあります。

・暑い時期の挨拶ですので、長い文章を書くより、優しい言葉でさらりと短めに書いたほうがいいです。

・「かもめ~る」にとらわれず、季節の花や旅行先の絵葉書などを使うのもおすすめです。

 

期間は、暑中見舞いが小暑から立秋直前まで。残暑見舞いが立秋から白露までになりますが、グズグズと梅雨が続いている場合は、梅雨が開けて夏らしくなってから暑中見舞いを書くことをおすすめします。

暑中見舞いを出す時期についてはこちらから
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
暑中見舞いの時期はいつから?残暑見舞いとの違いやはがきについて

 

暑中見舞いと残暑見舞いの文例

文例集をみると、「盛夏の候」「・・・のみぎり」「ご自愛ください」という、言葉を目にしますね。日頃 使わない言葉で書こうとすると、なかなか筆がすすみませんし、他人行儀な感じがします。

 

例えば、こんな暑中見舞いや残暑見舞いが届いたら、喜んでもらえるのではないでしょうか

◆自慢の絵手紙に「暑中見舞い申し上げます」と一言

◆家族でレジャーしている写真に「お盆には帰ります。会えるのが楽しみです」と一言

◆子どもやペットの写真に 川柳を添えて

文章を書くなら

義理の両親に暑中見舞い
暑中見舞い申し上げます

梅雨も開けて厳しい暑さの毎日ですが お元気でお過ごしでしょうか

我が家の新一年生も、初めての夏休みを おもいっきり元気に過ごしています

まだまだ暑さはこれから お体に気をつけてお過ごしください

         平成27年 盛夏

残暑見舞いでは「盛夏」ではなく「晩夏」や「立秋」などで結びます

義理の両親に残暑見舞い
秋の風が待ち遠しい毎日ですが お父さん お母さん お元気でおすごしでしょうか

帰省の際は大変お世話になりありがとうございました

特に 自宅ではできない花火に子どもたちは とても興奮して 今だに毎日話題になっています

楽しい夏のひとときを過ごすことができました

またおいしいお料理もたくさんいただき ありがとうございました

まだまだ 厳しい暑さが続くようです

どうぞ お体に気をつけてお過ごしください

          平成27年 晩夏

少し くだけた感じで

友人に暑中見舞い
毎日暑いですね

夏バテしていませんか

私は この夏 ●●に挑戦中です

成果を期待しててくださいね

まだまだ続くこの猛暑

皆様 お体に気をつけて

   平成27年 盛夏

義理の姉妹に残暑見舞い
残暑見舞い申し上げます

連日の暑さの中 皆様いかがお過ごしですか

我が家は ●●がサッカークラブに入り 毎日練習に明け暮れています

ひと夏で ずいぶんたくましくなったような気がしますが 中身はまだまだです

□□□ちゃんも 大きくなったことでしょうね

次に会える時を楽しみにしています

       平成27年 晩夏

 

お中元の礼状として暑中見舞いや残暑見舞いを出す場合

お中元をいただいたら 礼状は すぐに出すようにしてくださいね。

礼状を出さないと、贈ってくれた人は、品物が届いたかどうか心配になります。

お中元の礼状として暑中見舞いや残暑見舞いを出すときは

・お礼の言葉

・感想

を添えてください。

一番上の暑中見舞いをお中元の礼状にすると
暑中見舞い申し上げます

梅雨も開けて厳しい暑さの毎日ですが お元気でお過ごしでしょうか

先日はお中元をいただき ありがとうございました

暑い季節の冷たいゼリーは、本当に美味しいと子どもたちも大喜びでした

●●は、初めての夏休みを サッカーに明け暮れ おもいっきり元気に過ごしています

まだまだ暑さはこれから どうぞ お体に気をつけてお過ごしください

                   平成27年 盛夏

 

旦那さんの仕事関係の礼状を代筆する場合

旦那さんの仕事関係でお中元をいただいて、その代筆をする場合もあるかもしれません。お会いしたことのない相手に出す挨拶状は、どうしても形式的になってしまいますが、この場合はそれで十分です。

「暑中見舞い(残暑見舞い)文例」
「お中元 礼状 書き方」などで検索して、好きな定型文をを選んでください。

 

注意点は以下のとおりです。

◆旦那さんの名前に添え書きをする

はがきの表側の差出人の部分に「内」と添えてください。

差出人の名前に「内」と添える
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎(住所)

◎◎◎ ◎◎◎ (旦那さんの名前)
          内 (小さく書く)

◆はがきの裏側(本文)には

文例集をそのままでOKですが、いただいた品物の感想やお礼をひとこと。例えばこんな感じで。

「暑い時期のそうめんは、本当に重宝します。この夏のお昼ごはんに大活躍だと思います」

「家族全員くだものが大好きなので、さっそく頂きました。とても甘く、みずみずしい●●でした」

「いくらあっても嬉しいお品をありがとうございます。お心づかいに感謝いたします」

ただし 代筆は、良い印象を与えないかもしれません。

やむを得ない場合を除いては、旦那さんの仕事上のことは、旦那さんが対処したほうが先方様にも誠意が伝わります。

 

旦那さんの代書をする場合

旦那さんがケガなどで、書けない状態の時に、言った言葉を、代わりにそのまま書くことを「代書」と言います。

この場合は、表書きの差出人の横の添え書きは「内」ではなく「代」と小さく書いてください。
 

まとめ

手紙の極意は「思い立ったら吉日」です

誰かのことが気にかかったら、何かをいただいたら、その気持ちが、旬なうちに、さっと書いて投函できるように、便箋やはがき、切手のストックは常に用意しておくといいですね。

 

 

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