秋のお月見といえば、お団子とススキ、それに「秋の七草」というイメージですね。どうしてススキを飾るのでしょうか?また ススキや「秋の七草」が手にはいらない場合は、何を飾ったらいいのでしょうか?
「秋のお月見」と「秋の七草」について まとめてみました。
まだまだ暑い時期ですが お花と月見で 秋を感じられたらステキですね。
お月見に飾るススキの由来
お月見には なぜススキを飾るのでしょうか?
もともと お月見は、その年の実りを感謝するものです。
芋や栗や豆などの収穫物をお供えするのですが、稲穂の季節にはまだ早いので、代わりに稲穂によく似たススキを飾るようになりました。
収穫物と一緒に庭先の花や、団子を飾ったりもしていました。
秋の七草って食べられるの?
春の七草は、お粥にしていただきますが、秋の七草は食用ではなく、観賞用です。
萩(ハギ)・尾花(オバナ)・桔梗(キキョウ)・撫子(ナデシコ)・女郎花(オミナエシ)・藤袴(フジバカマ)・葛(クズ)
これが「秋の七草」です。2つ目の尾花がススキのことです。昔は、お月見の時が、ちょうど この「秋の七草」が咲く時期で、お月見の時には、庭に咲き乱れるススキを含んだ「秋の七草」を愛でて、月を眺めて季節を感じていのだと思います。
でも 最近では、クズとススキ以外の自生種を野外で見かけることはほとんどありません
秋の七草の覚え方は、一番最初の文字だけをつなげていって
萩(ハギ)・尾花(ススキ)・桔梗(キキョウ)・撫子(ナデシコ)・女郎花(オミナエシ)・藤袴(フジバカマ)・葛(クズ)
萩(ハギ)・尾花(ススキ)・桔梗(キキョウ)・撫子(ナデシコ)・葛(クズ)・藤袴(フジバカマ)・女郎花(オミナエシ)
秋の七草の時期
秋の七草の時期について説明しておきますね。
先ほども書きましたが、今 野山で自生していて、簡単に見ることができるのはススキとクズだけです。
クズも夏ごろから花をつけます。
お月見の頃には、秋の七草セットがお花屋さんや園芸店の店頭でも売られています。
ちなみに こちらは9月上旬の頃の我が家の裏庭の写真です。もう少し、秋っぽくなったら、玄関に移動させるつもりで待機中の寄せ植えたちです。
ススキです。自生種のススキはもっと大きくなります。
道端でススキを見つけましたので写真をあげておきます。
さすがに しっかりと大きな株に育っています。
1メートル50cmくらいありました。
(2017年11月6日撮影)
(2017年12月2月撮影)
キキョウは、春からずっと咲いてます。風船みたいなつぼみがかわいい♪
ナデシコも春からずっと咲いてます。一度 切り戻したので花数が少なくなってます。
フジバカマも切り戻したので 花はまだまだです。うっかりして一度枯らしてしまったのですが、見事に復活しました。めちゃくちゃ丈夫な花です。
今日は中秋の名月ですが まだまだつぼみです。
でも 私はこのつぼみが大好き。
今晩はフジバカマとイネ科の雑草を摘んで飾ろうと思っています。
(2017年10月4日追加)
(2017年10月18日追加)
(2017年10月18日追加)
後ろに丸く見えるのは「ハロウィン用のおもちゃカボチャ」です。
→おもちゃカボチャの記事はこちらから
残りはちょっと寄せ植えには向きませんので写真で…
クズです。山で見かけます。根は「クズ粉」の材料になります。くずきり、くずもちなどを「クズ粉」で作ります。
オミナエシです。根を張るので場所を取ります。が、この花もフジバカマと一緒で蝶を呼ぶ花なので植えてみたい。です。
ハギです。春のぼたもちは「牡丹の花」秋のおはぎは「萩の花」になぞらえてると言われています。いかにもマメ科らしいかわいらしい花ですね。
まとめ
「秋の七草」に こだわらなくても季節を感じる花があれば立派なお月見の飾りになります。
猫じゃらしやアカマンマなら、結構どこにでも自生していますし、和風の花瓶に挿すととても風情があります。→→秋を感じる日本の草花
お庭の花でもいいし、お部屋の生け花でも構いません。草一本でもいいし花一輪でもいい。そこにはちゃんと「季節」があるような気がします。
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