七草粥に代用で使える 春の七草の代わりになる食材

七草粥
お正月の7日には、春の七草。スーパーなどでは「春の七草セット」が売られてます。

でも「七草セット」を買わなくても 冷蔵庫の野菜を代用して七草粥を作ることができます。

春の七草の代わりにおすすめの野菜を紹介したいと思います。

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七草粥の代用の食材の条件は?

七草粥とは、1月7日に その年の無病息災を願って「春の七草」を入れてお粥を作って食べることを言います。

無病息災を願う他に

お正月の間に栄養が偏った食事をしていたので栄養を補う

お正月にご馳走を食べすぎて弱った胃をいたわる

などの目的もあります。
 

春の七草は、セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ。セリはスーパーで 普段でもスーパーなどで買えます。スズナは蕪(カブ)、スズシロは大根のことです。残りのナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザは、いわゆる野草というか雑草ですね。
春の七草の写真はこちら

この中で

セリなどの葉物野菜は、ビタミンC・ミネラル・カロテンが豊富ですし、

スズナ(かぶ)やスズシロ(大根)に含まれているアミラーゼやオキシターゼには消化を助ける働きがあります。

春の七草の代用品

スーパーでは、お正月頃からパックの七草セットを売っています。つまり この七草を使って七草粥を作ると体にとってもいいんです。

でも

でもですよ

七草粥のパックで 4人家族の七草粥を作ってもるとしたら、ひとり当たりの野菜の量は ほんの少しだし。

あんまり栄養を採ったり 消化の助けになったりはしませんよね。

それに 栄養を摂るとか、消化を助けるためなら 冷蔵庫の中の野菜でも十分です。

使う野菜は、下のようなものがおすすめです

小松菜

ほうれん草

チンゲン菜

水菜

豆苗

蕪の葉

大根の葉

上でご紹介している野菜はどれも緑黄色野菜なので、栄養もしっかり摂れます。

さらに

大根

をプラスすれば、疲れた胃にもやさしいお粥ができあがります。

組み合わせるときは グリーンと白の野菜だけで作ったほうが七草の雰囲気が出るのではないかと思います。
 

でも 色にこだわりがないなら、

・人参

・カボチャ

などの緑黄色野菜やキノコ類などもおすすめです。

七草の代わりになる食材

七草粥を食べる理由は、上に書いたように
 ・一年間の無病息災を願う
 ・お正月のご馳走での栄養の偏りを補う
 ・年末年始の食べ過ぎで弱った胃を休ませる
等があります。

でも 私は 七草粥などの行事食には もうひとつ大事な役割があるんではないかと思うんです。

それは

季節を感じるという事。

今 ほとんどの野菜は一年中 買う事ができますし
何を食べても あまり「珍しい」という気持ちがしません。

それは 贅沢なことでもあるんですが

でも

寂しい感じもしませんか。

七草粥は せっかく「季節の食べ物を食べる」行事なんですから
もう少し「季節を感じる」ものの方がいいですよね。

という事で

もし用意できるなら

春の訪れとを感じるような野菜を選ぶのもいいのではないでしょうか

例えば

三つ葉:香りのある野菜は行事食に最適。お吸い物や茶わん蒸し、親子丼などに使う三つ葉ですが、香りが良いので お粥に添えるのにおすすめです。スーパーでは一年中見かけますが、もともと三つ葉の旬は3月~6月頃です。春の野菜で春を感じてみてください。

スプラウト:発芽したばかりの食用野菜をスプラウトまたは発芽野菜と言います。生まれたばかりの新しい芽は春の雰囲気がありますので、出来上がったお粥の上に乗せて彩としておすすめです。カイワレ大根や豆苗など、サッとゆでて飾ってください

菜の花:菜の花は早春の華やかさがありますね。お粥に乗せてもいいし、菜の花のおひたしをお粥のおかずにしても。

春の七草の代用野菜
上の写真は 左から蕪・ほうれん草・カイワレ大根・三つ葉です。

おわりに

上の記事で紹介している以外にもシソやクレソンなどの香味野菜、生姜やネギなどの薬味を加えると食欲の増すお粥ができます。
 

それと

お庭があって 片隅に雑草があったら その中に「春の七草」が紛れているかもしれません。ぜひ探してみてください。

春の七草の見分け方の記事はこちらです。
春の七草の時期と特徴。食べ方も紹介
 

7種類の野草を合わせて包丁でたたいてお粥と混ぜるのが本来の七草粥ですが、七種類 揃わなくても大丈夫。大事なのは、家族の健康を願ったり、季節の恵みに感謝したりする「気持ち」です。
 

新年の七草粥 美味しくいただいてくださいね。

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