七夕の季節には、笹の枝に短冊を飾ります。
昔の子どもは その笹の葉で笹舟を作って川に流して競争して遊んでいたものです。誰の笹舟が一番最初に 一番遠くまで行くか、夢中に追いかけていた記憶があります。
でも 七夕飾りの笹は すぐにちりちりになってしまって 工作には向きませんね。
そこで今回は 折り紙で簡単に作れる笹舟の作り方を紹介します。
笹舟の簡単な作り方
まず 本物の笹舟の作り方をごらんになってください。
①笹の片側を折ります。
②2か所を途中まで手で裂きます。
③片方の袋になっている部分に、もう片方を入れます。
④反対側も同じようにします。
笹舟を折り紙で作る
用意するもの
・折り紙1枚
・ハサミ
緑色の折り紙を用意します。
折り紙を半分に切ります
切った折り紙を 縦に折ります
折り紙を横に折ります
笹の葉っぱの形に切ります
バラバラになると 折りにくいので一か所はつなげたままにしておくといいです。
または最初から2枚をのりでくっつけておくとキレイにできます。
両方の端を中心に向かっております
真っ直ぐな切れ込みを2か所入れます
片方の切れ込みに もう片方の切れ込みを差し込んだら完成です。
後ろ側から見たところです。
笹舟の傾きを安定させるには?
実は 上の笹舟の作り方だと 折り紙が斜めによじれています。
だから舟が倒れてしまうんです。
もともと 笹舟は そういうものなんです。
でも ディスプレイに使う場合などは「安定している方がいい」ですよね。
なので 舟が安定する折り方を紹介しますね。
①折り紙を半分に折ります。
②三つ折りに折ります
(二つ折りでもいいです。ここはお好みでどうぞ)
③笹の形に切ります。
④切り込みを入れます。
真ん中を細めにしてください。
途中から曲げるようにして切ります
⑤左右を組みます
①の部分を②の部分に差し込むようにしてください。
⑥反対側も同じようにしてください。
⑦完成です。
箸置きにも ちょうどいいですね。
牛乳パックの笹舟の作り方
折り紙ではなく牛乳パックで作ると 水に浮かべて遊べます。
①牛乳パックを切ります。
②ササの葉の形に切り抜きます。
③切り込みを入れて、袋の部分を組んだら出来上がりです。
まとめ
笹舟を川に流しての「笹舟競争」。
途中で、川岸に引っかかったり、小さな渦巻の場所で止まってクルクルと回ったり・・・と、運の要素が強いのですが、夢中になったものです。現在では危険なので できないかもしれませんね。
ちょっと今の子どもがかわいそうに思えることもあります。
でも
「せめて季節の行事だけは大事にしたい」と思ってくれる大人がそばにいるような子どもは幸せなのかもしれません。
今回は 七夕の笹にみたてた折り紙で作る笹舟の作り方でした。
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