救急車を呼ぶ人のうち半数は、実は救急車を呼ぶ必要のない人だと言われています。
その一方で、救急車を呼ぶべき時に呼ばなかったことが原因で、症状が重くなってしまうケースもあります。
困るのは、救急車を呼ぶべきかどうかの判断に迷う時ですね。
素人判断は危険ですので、必ず専門機関に相談してください。
救急車を呼ぶ前に相談するところはある?
・突然のしびれや半身の麻痺
・大きな怪我や大量の出血
・広範囲の火傷
・痙攣が続く
・意識障害
・急に倒れた
・胸や腹部の激しい痛みや吐血・下血
・突然の激しい頭痛
・呼吸困難
これらの本当に緊急だと思われる症状がある時には、一刻を争いますので 迷わずに119番に電話してください。
迷惑になるんじゃないかしら とか、恥ずかしい とか思わずに。
絶対に躊躇しないでください。
これから先は、判断に困る場合の対処法です。
#7119 救急相談センター(24時間年中無休)に電話
(携帯電話、PHS、プッシュ回線)
ダイヤル回線やつながらない場合は
23区 03-3212-2323
多摩地区 042-521-2323
大阪府や奈良県も #7119 で相談センターにつながります。
症状を聞いて緊急だと判断された場合は救急車を出動させてくれますし、救急車の必要のない場合は、夜間当番医を紹介してくれたり、自宅での対処方法を教えてくれたりします。
・119番に電話。冷静に症状を話してください。指示を出してくれます。
・休日夜間当番医に問い合わせる。夜間や休日で自分でタクシーなどで行けるようなら休日当番医にまず電話して症状を話して指示に従ってください。
当番医がわからない時は「休日夜間当番医●●●」(●●●はお住まいの地域の名称)で検索してください。
神戸市消防局のホームページにある神戸市救急受診ガイドは、緊急度がわかるチェックシートです。PC・スマホどちらでも使用できます。
「神戸市消防局メニューページ」で検索してみてください。
緊急性のない症状の場合でも何科を受診したらいいのかがわかりますので、お気に入りにいれておくと便利だと思います。
救急車を呼ぶときに聞かれること
救急車を呼ぶときは次のようなことを聞かれます。
救急か消防か
119番に電話すると、「火事ですか?救急ですか?」と聞かれます。
「救急です」と答えてください。
住所は?
電話をかけている場所を正確に伝えてください。
住所がわからない場合は、目印になるものを伝えてください。その場合 動ける人がいたら、目立つ場所にいて誘導をするといいです。
患者の情報
年齢と性別。患者の人数。
患者の状態
病気やケガの状態を伝える。できるだけ簡潔に。
電話をかけている人の情報
通報した人の名前を伝える
救急車を呼ぶときに必要なもの
病院に行く時に持って行った方がいいものです。もし準備する余裕があれば、以下の物を用意してください。
・保険証
・かかりつけの病院の診察券
・普段飲んでいる薬かお薬手帳
・お金(救急車は、無料ですが、診察や投薬には、お金がかかります。夜間や休日の診察料は平日料金よりも割高になります。 また、帰りのタクシー代が必要になる場合もあります)
・靴(裸足で運ばれた場合)
・もしも紹介状があったら持参してください。他の病院宛の紹介状でも役にたつ場合があります。
まとめ
少し前の土曜日の夜のことでした。
家族の容態が急変して、かかりつけ医に電話したら、専門医を受診したほうがいいと言われて、119番に電話するように言われました。
私「●●歳の女性です!***の病気を持っていて、今********な症状で、かかりつけ医に相談したら、至急119番に電話して、専門の当番医を紹介してもらって受診したほうがいいですと言われたので、電話したんですがっ」
救急の人「救急ではなく相談ですね」
私「はい!」
救急の人「こちらは救急の電話番号ですので、 ****-****に電話をかけ直してもらっていいですか?」
私「分かりました」
電話をする・・・
相手「はい」
私「すいません!●●歳の女性ですがっ」
相手「あ いやいや さっきの続きからで結構です」(同じ人が話を聞いてくれました)
その後、地域の総合病院を紹介してもらい、主人の車で夜間外来で受診しました。
とてもスムーズに受け入れてもらえて、何より専門医に診てもらえたことで安心出来ました。
判断できないことは、まず専門家に相談 が一番早道だし、確実な方法なんだと強く実感しました。
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