初夏から秋口まで出回る野菜のひとつに冬瓜(とうがん)があります。
でも、店先で見かけて一度位は買ってみたいと思っても、料理の仕方が今ひとつわからない、はっきり言って食べたこともない、と言う人もいると思います。
でも冬瓜のように季節感の強い食材は、季節ごとに一度は食べたいと思ってしまいます。簡単な冬瓜の料理を紹介します。
冬瓜の煮物をする時の切り方
まず、冬瓜の切り方から説明しますね。
最初に 冬瓜はの皮と種とワタを取り除いて、切ります。
・冬瓜は皮が固いので皮は厚めに むいてください。
・また 冬瓜は、柔らかく煮崩れしやすいです。
種とワタは、スプーンで取り除いてもいいですが、出来たら、ワタの部分は包丁でスパッと切り落として、そのあと面取りをすると、仕上がりがきれいです。
煮物にする場合は、小さく切るよりも若干大きめに切った方が、煮崩れしにくいです。
炒め物にする場合は、火の通りに時間がかかりますので、薄くスライスしてください。
冬瓜で煮物をするならひき肉と一緒がおいしい
冬瓜は、基本サッパリとした野菜ですので、薄味で煮込むと、ぼんやりした料理になります。おいしく食べるにはだしを濃い目につくり、たっぷりと味をしみこませるようにしてください。
なので、鶏の挽肉や海老などとの相性がとても良いです。
お湯でやわらかく茹でた冬瓜を
挽肉と炊き合わせたり、
海老と一緒にスープにしたり
片栗粉でとろみをつけたりします。
いずれの場合も、冬瓜によく味がしみるように一度冷やすとおいしくなります。
・冬瓜
・調味料(だし 味醂 醤油)
・薬味(しそ、しょうが、みょうがなどお好みで)
◆作り方
1. 冬瓜は皮をむいて、ワタを除き、食べやすい大きさに切る。
2. 鍋にお湯を沸かし冬瓜を柔らかくゆでて取り出す。
3.新たに、鍋に水と調味料と冬瓜を入れ、10分ほど煮こむ
4.そのまま冷やすと冬瓜に味がしみ込む。
5.冷たく冷やしたお汁に、薬味を乗せていただく。
洋風に味付けしたほうが食べやすいという人もいます。
・冬瓜
・ベーコン
・調味料(コンソメ 塩 コショウ)
・薬味(パセリ 小ネギなど)
◆作り方
1.鍋に水と材料全部を入れて、冬瓜がやわらかくなるまで煮込む。
2,冷たく冷やして、薬味を乗せていただく
他にも柔らかく茹でた冬瓜を冷たく冷やして、トマトやパプリカなどの季節の野菜と一緒にサラダにしたり、シロップで甘く煮てデザートにしたりも出来ます。
冬瓜は生でサラダにしてもおいしい
冬瓜をきゅうりのように食べる方法もあります。
薄くスライスして、塩もみをして、ドレッシングであえたり、ナムル風にしたり。
ツナとマヨネーズと塩コショーであえても良いですね。
しゃきしゃきとした歯ごたえがあります。
冬瓜の保存は冷凍が便利
冬瓜が余った場合は冷凍保存ができます。
皮と種を除いて、好みの大きさにカットして、チャック付きの保存袋に入れてください。
料理するときは、凍ったままの状態で、お味噌汁などに使ってください。
まとめ
冬瓜は、利尿効果がありますので、塩分を身体の外に出してくれます。つまり高血圧の人には、とてもいい食材と言う事です。
また、ビタミンCも含んでいますので、お肌のためにも、夏バテにも効果があります。
とても長く保存できる性質があり、夏に取れても冬まで保存できる瓜(うり)なので「冬瓜」という名前がついたそうです。
クセのない冬瓜は、あっさり、さっぱりとしているので食欲が落ちる夏にピッタリの野菜ですね。
今日の夕食に 冷た~い冬瓜スープは、いかがですか?
コメント