フウセンカズラってどんな花?特徴と利用方法、似た花。

フウセンカズラの実
緑のカーテンとして利用されるフウセンカズラ。ちょっと地味な花とかわいい風船みたいな実。育ててみたいと思いませんか?

フウセンカズラの蒔き時期、花の咲く時期、特徴や利用方法。フウセンカズラによく似た実を付ける花などについてまとめました。

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フウセンカズラの特徴

フウセンカズラとはムクロジ科フウセンカズラ属のツル性の一年草です。

種まき時期:4月中旬~6月中旬。直播きがおすすめです。気温が十分に高くなってから種を蒔くようにしてください

苗を植える時期:苗は5月~6月に園芸店などに出回ります。

花の季節:7月~10月

種地植えでは30cm間隔、プランターでは20cm間隔で植えてください。

草丈は1メートルから3メートルになります。茎はやわらかで扱いやすいのでネットの高さや形に合わせて剪定したり、誘引したりして形を整えると見栄えがします。

フウセンカズラの利用方法

フウセンカズラは梅雨から夏にかけて蔓を伸ばして涼しげな葉を茂らせます。

丈夫で虫も付きにくく、病気にもなりにくいのでグリーンカーテンにしたり、行燈(あんどん)に仕立てて夏の涼を演出します。

 

またフウセンカズラの実が付いたツルをクルクルと巻くだけでおしゃれなリースになります。リースにしたまま飾っておくとドライフラワーとしても楽しめます。
フウセンカズラのリースの画像

フウセンカズラの実の中には種が入っています。まだ若い種はグリーンの実で白いハートマーク、熟した種は黒い実でベージュのハートマークの模様が入ります。まるでお猿さんの顔のようです。手芸でさるぼぼ(お猿の赤ちゃん)の顔に利用されることもあります。
フウセンカズラを使ったさるぼぼの画像

フウセンカズラの種、ものすごく小さいので、この種に顔を書いている画像とか見ると、それを作った方の器用さに驚きます。でも とにかくかわいらしい種なので何とかして飾ってみたくなりますよね。

フウセンカズラに似た植物

フウセンカズラの実って とても個性的ですよね。

でもフウセンカズラのように「風船」っぽい形の植物が他にもあるんです。

フウセントウワタ


フウセンカズラによく似た花と言えば「フウセントウワタ」がまず頭に浮かびます。

フウセンカズラとフウセントウワタはどちらも春まき一年草です。

でも フウセントウワタには

・ツルではない
・2メートル近い高さに育つ
・実はフウセンカズラよりもずっと大きい
・実にはトゲみたいなものがついている

という特徴があります。
フウセントウワタの特徴と育て方

ニゲラ

ニゲラ
ニゲラは白やピンク、ブルーなどの繊細な雰囲気の花をつけます。ニゲラの実も風船のかたち。でもニゲラも「ツル」ではなく トゲっぽいものが目立ちます。ニゲラの花は春に咲いて、草丈は40~100cmほどになります。

ホオズキ

ホウセンカ
フウセントウワタに似た雰囲気のオレンジ色の実は「ほおずき」です。

ホオズキの花は6月~7月。花後にフウセンカズラのような形(よりも少しハート型に近い)実を付けます。ホオズキはお盆の頃に切り花としてよく見かけます。

フウセンカズラの関連記事

①フウセンカズラってどんな花?特徴と利用方法、似た花

②フウセンカズラの種まきの方法。種の蒔き時 プランターや鉢の大きさ

③フウセンカズラで緑のカーテン。作り方と成長記録

おわりに

フウセンカズラは一度植えておくとこぼれ種で翌年もはえてきます。

ただしゴーヤのように 「ものすごく伸びて茂って しっかりと日差しを遮る」タイプではなく、やわらかなサワサワとしたカーテンになります。小さ目の窓やベランダなどであまり圧迫感のないグリーンカーテンを作りたい方におすすめです。

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